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村上「最近どうなん?ヨコとは。」
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たくさん注文した定番の品の中から鶏の唐揚げを選んでは、それを頬張りながらそう私に問いかけた。
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「..特に、変わりありません。」
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なんでこんな普通に話せるんだろ。
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本当に、ただの冗談なんだろうな。
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うーん..切り替えよ!
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村上「結婚とかせえへんの?」
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「え、結婚ですか。..そんなのまだ考えてません。」
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慌ててウーロン茶を口にした。
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結婚の話をしていない訳では無い。むしろ..
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2年記念日のときに私は
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きみくんにプロポーズした。
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村上「..ほお、そうか。Aは結婚願望ないんか?」
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「いえ、そんなことないですよ。早めに結婚したいって思ってます。」
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そう私は結婚したい。
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もうアラサーと呼ばれる歳の私は少しずつ焦りが出てきて..きみくんしか居ないって、そう思った。
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けど、"今は仕事に集中したい"
そう断られてしまった。
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村上「ヨコにはそれ伝えたん?アイツも結婚願望あるんやろ。この間言うてたで、30までにはしたいって。」
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え..うそ、ほんと??
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作者名:橘 | 作成日時:2021年2月4日 23時