腐女子ライター満喫中です！！【ノックイズBL】

嫉妬、それから愛情を注いで ページ10

愈海さんリクエスト
ymko,fkmr 嫉妬

side.ko

ymmt「そうそう！分かります！」

突然、オフィスに可愛らしい声が響く

ymmt「幽霊文字、凄く面白いですよねー」

kwmr「うん。面白いよね、使い道がない漢字でしょ？どこで間違えたのかわからない漢字もあるしね。」

どうやら、山本さんは河村さんと漢字の話で盛り上がっているらしい

幽霊文字、、、聞いたことはあるが、あんまり詳しくないし、何言ってるかちんぷんかんぷん

「今時の高学歴って漢字の話で盛り上がれるんですね〜」

『いや、あの二人が特殊なだけだと思うけど』

でも、目を輝かせて話す山本さんは、とても楽しそう

なんだか、ちょっと寂しい

山本さんが好きなのは俺のはずなのに、、、

河村さんと話している時の表情は凄くキラキラ輝いていて

俺と話していた時に、山本さんはそんな顔を見せたことがあっただろうか

『はぁ、、、』

なんだか、面白くない

一応恋人である俺以外にそんな顔見せるなんて、、、

んー！もう知らん知らん！仕事しよ

俺はむすっと不貞腐れてパソコンと向き合った


『んん〜！ちょっと休憩』

一区切りついて、伸びをする

集中していたみたいで、結構時間が経っていた

お菓子でも食べようかな、なんて思ってバックを取りに席を立つ

自分のバックからお菓子を取り出して、自分のデスクに戻ろうとした

『あ、、、』

山本さんと目がパチリと合って、思わずそらす

なんだか、山本さんの顔を見れない

さっきみたいに、他の人に見せた輝いている顔を思い出して

自分は本当に彼に相応しいのかなんて考えてしまった


ようやく解った

さっき感じた寂しさとかって、山本さんへの嫉妬だったんだ

俺、山本さんのこと、凄い好きだ。


ymmt「こうちゃん？」

もう人が少なくなってきたオフィス

山本さんと二人きりの執務室

上から綺麗なボーイソプラノが降ってきて、顔を上げる

ymmt「どうかしたの？」

大好きなあの優しい表情

どうかしたの？って、原因は貴方ですよ。まったくもう、、、

嫉妬心と、一握りの愛情を胸に、俺は山本さんにぎゅっと抱きついた

ymmt「へ！？どうしたのこうちゃん？」

『なんとなくですよ煩いですね』

ymmt「ええ？なんで不機嫌？」

その問いには答えず、俺は山本さんに抱きついた腕に力をこめた


ーーー
fkmr編に続きます

#→←今も、未来も、来世でも

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーCP

tmsg

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す