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福良さんが、刻みに刻んだ野菜が入って、
もはや野菜炒めの原型をとどめていない料理を口に運んだ。
福良さんを見つめて反応を待つ。
｢ん、すごい美味しい｣
食べる前までは難しい顔をしていたけど、
今は柔らかい笑顔になっている。
『ほんとですか…！！
いっぱい食べてくださいね！おかわりあります！』
｢あ、それは、…遠慮しておこうかな｣
｢えーっ、福良さん、美味しいって言っておいてそれはないですよ｣
｢そうですよ、そこまで言ったらたくさん食べないと！｣
こうちゃんと山本さんがガヤを飛ばす。
｢違うよ、すごい美味しいんだけど、
野菜が入っていると思うと体が危険信号を…｣
『今お皿に盛った分だけ食べていただければ
十分ですよ、ありがとうございます！』
｢ほんと？Aさん優しいわぁ、こうちゃんと山本とは違って｣
｢僕達だって福良さんのことを思って言ってるんですよ！｣
｢そうだそうだ！｣
この2人が合わさると急に幼い感じになるな…
｢なぁ、A｣
呼ばれたので振り返ろうとすると、
また頬に川上さんの指が突き刺さる。
『あ"ーーっ
川上さんまたですかー？？』
｢だって全然こっち見んから。｣
口をすぼめて、拗ねるような表情をする。
どこでそんなあざとい顔覚えたんですか！
『拗ねないでください、川上さんの方向きますから』
体の向きを変えて、川上さんの方を向くと満足気に笑った。
結構一緒にいるから慣れてきたと思ってたけど
こうやって目の前に推しがいて、笑ってると思うと
これはかなり心臓に悪いな…
｢Aの料理、美味しいよ｣
『ほんとですか？嬉しいです、いっぱい食べてくださいね』
｢うん、特に、このスープの味美味しいと思う。｣
『あ、それは…』
｢？｣
言っていいものか、と振り返ると
山本さんが悪戯な笑みを浮かべながら言った。
｢僕が味付けしたんですよ、それ｣
｢…あ、そうなん？｣
なんとなく微妙な空気が流れる。
こうちゃんも福良さんもしらーっとこの空気から逃げるように座りながら後ずさりしている。
｢Aのじゃなくて残念です？｣
｢…うるさい。｣
｢でも僕は嬉しいですよ、美味しいって言ってもらえて｣
｢ならよかったやん。はいはい、美味しい｣
なにこの空気感。
そしてこうちゃんも福良さんもなぜ逃げようとするの。さては面白がってるな？
『もう、2人ともなんでそんなバチバチしてるんですか！何かあったんですか？』
途端に全員が吹き出した。
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ぷち。(プロフ) - わああ、ありがとうございます(T＿T)完全私の妄想をお届けしているので、本当に嬉しいお言葉です、これからも頑張ります！よろしくお願いします(*´`*) (2019年12月29日 18時) (
レス) id: 405e211a09 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ずっとギュンギュンしっぱなしです…素敵な作品をありがとうございます！これからも更新楽しみにしていますので無理せず頑張ってください！素敵な夢をありがとうございます（；_；） (2019年12月28日 1時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月5日 19時
