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kwkm side...
邪魔はできない。
前はつい感情に任せてしてしまったけど。
俺が勝手に好きなだけで、Aは違う。
俺のことを好きになってほしい。
俺のことだけ見ていてほしい。
他の男と話さないでほしい。
それは全て俺のエゴであって。
そんな邪な気持ちでAに接していることすら情けない。
じゃあ一体、この気持ちはどう殺せばいいのだろう。
｢…どうしようか。｣
｢なんか言いました？｣
こうちゃんがスマホから顔を上げる。
…そうだ。
こうちゃんは、Aのことをどう思っているのか。
さっきのを見る限り…？
いや、これは本人に聞いてみなければ分からない。
｢こうちゃんって好きな人いるの？｣
何の脈絡もなくそう言ってしまってから
あ、失敗したな。と空気で感じた。
本当に、Aが絡むと、俺が俺では無くなるような。
そんな変化も、Aの影響だと思うと
嬉しくなるくらい単純なんだけど。
｢えっ、急に恋バナですか？
川上さん珍しい〜〜〜｣
愛嬌のある笑顔で俺の腕をつついてくる。
こうちゃんは、果たしてライバルなのか。
福良さんも、山本も、Aの所に行ってしまった今、
このタイミングしかないと思った。
｢Aのことですか？｣
思わず固まった。読まれている。
…俺そんなにわかりやすい？
俺だけが呼んでいたA、という呼び方も
いつしかこうちゃんに伝染していた。
｢…いや…
…うん、こうちゃん好きなのかなって。｣
恐る恐るそう伝えると、こうちゃんは、
うーーん…、と唸りながら腕を組んだ。
返答に困っているような、その反応は、
つまり、そういうことなのだろうか。
｢俺は、今のところ、好きじゃないですよ。｣
その一言に全ての答えが隠されている気がした。
俺"は"？今のところ？
｢いやその答え、色々気になる所が…｣
｢あっ、俺が今こう言ったこと、他のみんなには
内緒ですからね！シークレットですよ！｣
こうちゃんが人差し指を唇に当て、シーッとジェスチャーをする。
意識してか、それとも無意識か、無邪気な言葉によって
俺の質問は掻き消されてしまった。
それ以上問い詰めるのは、自分の余裕の無さが
露見していくようで、口を噤んだ。
｢…わかった。｣
数秒の沈黙が訪れて、その後、鼻腔にいい香りが吹き抜けた。
ゆっくり振り向くと、エプロンをつけたAと、
…笑顔の山本が、料理を運んできた。
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ぷち。(プロフ) - わああ、ありがとうございます(T＿T)完全私の妄想をお届けしているので、本当に嬉しいお言葉です、これからも頑張ります！よろしくお願いします(*´`*) (2019年12月29日 18時) (
レス) id: 405e211a09 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ずっとギュンギュンしっぱなしです…素敵な作品をありがとうございます！これからも更新楽しみにしていますので無理せず頑張ってください！素敵な夢をありがとうございます（；_；） (2019年12月28日 1時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月5日 19時
