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確かに河村さんは鋭い。
伊沢さんにもバレていることすら悟っているなんて。
｢あのね、僕が言いたいのはそんなことじゃなくて。｣
『？』
｢あなたが、愛されているのを見てきているから
今更その嘘をバラしたところで、
関係が壊れてしまうほどの信頼関係じゃないってことです。｣
なんで、今一番欲しい言葉を分かってくれるんですか。
やっぱり、神は、神なんですね…。
『河村さん、大好きです…』
｢ほら笑って。
そういう言葉は、僕じゃなくて…。
…いや、何でもない。僕も好きだよ、ありがとう。｣
ちょっと照れたお顔は神々しかった。
それから河村さんとは30分ほど雑談をしていた。
動画でのイメージ通り、めちゃめちゃ面白い人だった。
それでもたまに微笑む顔は心臓に悪いぐらい美しい。
｢Aちゃん、ちょっといい？｣
今度は、伊沢さんに呼び出される。
いつか、伊沢さんにも問い詰められた会議室に通された。
なんだろう。
タイムリーすぎるけど、やっぱりいらないと言われてしまうのかな。
でも、河村さんの言葉を信じたい。
私、ここにいてもいい存在なんですか？
｢提案…、というか、お願いがあるんだけど。｣
『……はい。』
｢えっ、そんな怖い顔しなくていいからね？｣
はは、と笑いながら伊沢さんが肩をトントン、と叩く。
本当に私って顔に出やすいんだろうな…
思わず手を顔に持っていき、顔の筋肉をほぐす。
｢Aちゃんさえ良ければ、
文化祭が終わっても、QuizKnockにいてほしいんだよね。｣
『え？』
頬をむにむにと潰していた手の平の動きが止まる。
｢もちろん、今後受験もあるだろうし、
忙しいことも分かってるんだけど。
俺らが全力でサポートするつもりでいるから。｣
『…ちょっと待ってください、え？』
頭が全く回らない。
｢まぁそりゃそうなるか。
Aちゃんは、自己肯定感低いけど、
俺らはもうAちゃんを仲間だと思ってるし、
信頼してるんだよ？｣
『……伊沢さんんん…』
｢あーほら、また泣く〜
泣き虫克服しなきゃいけねえなこりゃ｣
クシャッと頭を撫でられる。
『とても身勝手で申し訳ないんですが…』
このままでは絶対にダメって、
心の奥底からもう1人の私が叫んでる。
『あの嘘を皆さんに謝罪してから、決めさせてもらってもいいですか？』
｢ん、今さら誰も気にしないよ？
皆Aちゃんのこと溺愛してるし｣
そう伊沢さんは言ってくれたけど。
決めた。頑張って打ち明けよう。
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ぷち。(プロフ) - わああ、ありがとうございます(T＿T)完全私の妄想をお届けしているので、本当に嬉しいお言葉です、これからも頑張ります！よろしくお願いします(*´`*) (2019年12月29日 18時) (
レス) id: 405e211a09 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ずっとギュンギュンしっぱなしです…素敵な作品をありがとうございます！これからも更新楽しみにしていますので無理せず頑張ってください！素敵な夢をありがとうございます（；_；） (2019年12月28日 1時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月5日 19時
