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｢いやごめん！さっきの忘れて！ね！！｣
急に慌て出す川上さんに、こっちもおどろいてしまった。
『え？忘れてって…』
｢俺、別にやましいことなんて考えとらんから、ね。｣
ついに、顔も私と反対側に向けてしまって見せてくれなくなった。
というか、やましいことって…？
色々と思考を巡らせる。
あぁ…。
さすがに私、川上さんがそんなこと言ってるって思いませんよ…。
『いや…川上さん誤解してます。』
｢え、？｣
長めの前髪から、チラッと私を見る目と、目が合う。
『お返しに、何か欲しいものはありますかって…意味です。』
訂正するのはこっちが恥ずかしい気持ちになるけど、
そんな誤解するようなこと考えてませんって私も言いたかった。
｢うわぁー…｣
川上さんがその場でしゃがみこんでしまった。
うぅー…と言って顔を伏せる川上さんが、
いつものイメージと違いすぎて思わず笑ってしまう。
『えええ、川上さん大丈夫ですか』
｢俺恥ずかしすぎん？こんな誤解中学生かよ…｣
手で顔を覆ってしまって、顔が見えないけど、
耳の赤さからして、きっと顔も赤いんだと思う。
『ふふ、そんな川上さんも人間味があって可愛いです』
｢可愛いとか言わないでよ…恥ずかしい…｣
『気にしてませんから。帰りましょう？』
川上さんからの返事はなかった。
そして10秒ほど経ったあと、目だけ無言で覗かせた。
『帰る気になりました？』
｢恥ずかしいついでに1つ言わせてほしいんやけどさ｣
目だけで分かる真剣さにドキッとした。
『え、はい』
｢お返しは、またこうやって2人で出かけてほしい。｣
こうやって…？
買い出しに付き合えということだろうか。
いや…
鈍い鈍いと言われる私だけど、
さすがにそういう意味では無いことは
川上さんの真剣さから伝わった。
『私と出かけることなんて、お返しになりますか？』
｢…だって、俺の癒しじゃん。
てか俺、Aの1番だし。｣
そう言いながら川上さんは立ち上がった。
さっきの余裕のない態度から一変。
またいつもの澄ましている川上さんに戻ってしまった。
『もう、またその話ですか、
忘れてくださいってば！！』
私をいじる余裕まで出てきてしまっている。
｢えー、忘れられないよね、そんな恥ずかしいこと言えちゃうんだもん。｣
『もっと恥ずかしい誤解していたの誰ですか？』
｢ごめんもう何も言わんから忘れて。｣
でもしばらくはこの話で私がいじれちゃったりするかな。
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ぷち。(プロフ) - わああ、ありがとうございます(T＿T)完全私の妄想をお届けしているので、本当に嬉しいお言葉です、これからも頑張ります！よろしくお願いします(*´`*) (2019年12月29日 18時) (
レス) id: 405e211a09 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ずっとギュンギュンしっぱなしです…素敵な作品をありがとうございます！これからも更新楽しみにしていますので無理せず頑張ってください！素敵な夢をありがとうございます（；_；） (2019年12月28日 1時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月5日 19時
