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文化祭まで、残り1週間となった。
いつもふとした時に、疑問に思うのだけど、
私のように講演のためにQuizKnockに協力している
高校生が他にいないのは何故だろうか。
私がこうやってQuizKnockに通う間に
皆さんは、他の学校に講演に行っている。
でも、私みたいに情報提供にやってくる学生は一人もいない。
川上さんがお礼をもらうのをためらって、
優しさでここに来いと言ってくれたんだろうか…？
だとしたら、とてもいらない存在だったりするのかな。
他の学校ではいらなくて、うちの学校の講演だけは
協力が必要なんて理由は、どんなに考えても見つからない。
｢難しい顔して、どうしたんですか？｣
『河村さん』
コト、と目の前に湯気の出たココアを置かれる。
『ありがとうございます』
｢いえいえ。
そういえば、Aさんとはしっかり話すの初めてかもしれないですね？｣
『…そうなんですよ。』
ちょうど入れ違いになっていて、なかなか会えなかった存在。
河村、午前まではいたよ
河村さんも会いたがってたんだけどね
なんて言葉は聞き飽きたほど。
『会いたかったです、河村さん』
｢…なんか、噂通りの子だねAさんって｣
『噂？』
あれか。川上さんが連れてきたけどあんまり役にたたないよね、みたいな。
｢あ、難しい顔。｣
眉間を、河村さんの綺麗な人差し指でつつかれる。
『あの…噂って、悪い噂ですかね？』
聞にくいことだけど、なにか改善できることがあるのならば。
｢なにを言ってるの。
みんな、Aさんのこと大好きなんですよ｣
『えっ？』
｢さてどこまでバラしていいのか。
みんな、Aさんのことを可愛い、もう好き〜！…ってうるさいぐらい。｣
涼しい顔で、好き〜！って言う河村さんがシュールで、吹き出してしまった。
『みなさん、本当にお世辞が上手です』
｢そう、それもみんな言ってた。｣
『それ？』
｢鈍い。｣
『にぶ…!?』
私は、皆さんの話題にあがるほど鈍いのか。
『…迷惑をかけているんでしょうか？』
｢さぁ？僕はAさんとまだあまり関われていないから分からないけれど。
少なくとも、あなたは困り顔よりも
笑っている顔の方が可愛いと思いますよ。｣
『えっ』
｢なにか？｣
『…ありがとう…ございます…？』
｢そうそう、素直に受け取っておけばいいんです。｣
ふわ、と笑った顔が相変わらず美しすぎてにやけてしまう。
｢…と、あと、1つ聞きたいことがあって。｣
『はい、なんでも。』
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ぷち。(プロフ) - わああ、ありがとうございます(T＿T)完全私の妄想をお届けしているので、本当に嬉しいお言葉です、これからも頑張ります！よろしくお願いします(*´`*) (2019年12月29日 18時) (
レス) id: 405e211a09 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ずっとギュンギュンしっぱなしです…素敵な作品をありがとうございます！これからも更新楽しみにしていますので無理せず頑張ってください！素敵な夢をありがとうございます（；_；） (2019年12月28日 1時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月5日 19時
