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｢なんか見たい店とかある？
俺はもう買いたいもの買えたからいいんやけど。｣
レジから出た川上さんが、店の紙袋を私に見せながら言った。
『うーん、特にないんですけど…』
あ、そういえばあの子誕生日か。
『友達への誕生日プレゼント買っていいですか？』
｢ええよ、高校生って何買うの？｣
『男子なので、川上さんの意見も欲しいな…と。』
そう言うと、隣に川上さんがいないことに気づく。振り返ると、少し後ろで立ち止まっていた。
『どうしました？』
｢いや…ごめん、なんでもない。
どんな子なん？その男子｣
同じクラスで隣の席の男子を思い出す。何かと私にかまちょしてくる面倒な人。
別にプレゼントあげるつもりなかったけど、
明日誕生日アピールがすごかったから
買ってあげるか…と思った、という話を詳しく話した。
途中でじゃあ彼氏じゃないんだ？と3回ぐらい確認された。違いますって毎回返す。
｢Aモテモテやん、絶対その男子喜ぶね｣
さっきよりも表情が柔らかくなった川上さんがからかってくる。そんなんじゃないのに。
『いやいや、これはモテてるとかじゃないです！
ひとつでもプレゼント多く欲しいんですよ』
｢あーー…やっぱ鈍いなぁ？｣
『え、鈍い？』
あの子が私の事好きなわけないし。
なんで鈍いと言われるんだ。
『どういうとこが鈍いって言われるんでしょう？』
｢Aは分からなくていいの。
それにしてもまだまだ子供やな。｣
川上さんの大きな手で頭をポンポンとされる。
『子供扱いしないでください〜』
ただでさえ年の差があるのに、
そんな風に子供扱いされてしまったら、
本当に川上さんが大人に見えてきちゃうじゃん。
『川上さんに釣り合うような大人になりたいんです私は！』
ん、まるで告白みたいじゃない…？
急いで川上さんの顔を見上げる。
｢もー、可愛いこと言わんで。
他の男に言っちゃダメやからね、勘違いされる。｣
眉を下げて、柔らかく微笑むその顔に思わず釘付けになる。
川上さんにだったら勘違いされてもいいです、
と言いかけて、それこそ告白じゃんと気づき口を噤んだ。
その後川上さんにも協力してもらいプレゼントを買い終わった。
『あの…川上さん、』
｢はい、なんでしょ。｣
『さっきの…お金以外で返してって話なんですけど…』
欲しい物はありますか、と聞こうとしたのを物凄く慌てた川上さんに遮られる。
｢いやごめん！さっきの忘れて！ね！！｣
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ぷち。(プロフ) - qkﾌｧﾝさん» ありがとうございます！毎日更新頑張ってるんです、これからもよろしくお願いします！！ (2019年11月16日 13時) (
レス) id: f9f196cf1a (このIDを非表示/違反報告)
qkﾌｧﾝ - 更新頻度高くて嬉しいです！これからも応援してます♪ (2019年11月16日 1時) (レス) id: 938e232f21 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - Mokaさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉です(;_;)頑張ります！ (2019年11月10日 9時) (レス) id: 959900271f (このIDを非表示/違反報告)
Moka - 本当に好きです!!!これからも頑張ってください!!!応援してまーす!!! (2019年11月10日 1時) (レス) id: e15c47c4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - qk_a_z_u_さん» い、、1番！？光栄すぎます、ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2019年11月8日 22時) (レス) id: 959900271f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作成日時：2019年11月1日 21時
