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fkr side...
｢はい、お疲れ〜｣
｢お疲れ様です｣
撮影が一通り終わって、お腹が空いてきた頃だ。
ソファーでは怠惰な格好で山本とこうちゃんがぐでっている。
｢あれ、川上さんとAちゃん遅くない？｣
こうちゃんが見つめていた携帯から顔を上げて言った。
｢ほんとだ、買い出しだけなのに…｣
そう呟き時計を見れば、川上とAさんが
出ていってから2時間は経っていることに気づく。
｢まぁ、あの二人ですからね｣
｢僕達だって仲良くなりたいのに｣
こうちゃんと山本が、
つまらなさそうに机に頬杖をつきながら言う。
｢…僕もっと頑張ろうかな｣
山本が呟くのを、俺もこうちゃんも聞き逃さなかった。
｢え、山本好きなの？｣
｢山本さん恋？恋しちゃった？｣
時計から目を離し、山本を見た。
まさか山本がAさんに好意があるとは。
川上は分かりやすすぎるから気づいていたけど。
山本の顔が歪む。
｢あ〜〜〜……認めないようにしてたのに。
今口に出てました？｣
｢バッチリ出てたね。｣
俺とこうちゃんが頷くと、山本は頭を抱える。
｢あの二人絶対両思いじゃないですか、
二人とも鈍いから結ばれていないだけで。
そんな無謀な恋したくなかったのに…
いや、これは恋じゃない…ただ仲良くなりたいだけだ…
そうだ、きっとそうだ…｣
1人でブツブツと唱える山本にこうちゃんが声をかける。
｢いやでも分かるよ、
俺もAちゃんと、もっと仲良くなりたいもん。
山本さん一緒に頑張ろ。｣
山本がふらっと顔を上げる。
途端になんとか保っていた顔は簡単に崩れ、こうちゃんにとびつく。
｢こうちゃんんんんん、頑張ろうね、川上さんに負けないように頑張ろうね！！｣
｢わっ、ちょっと、山本さんお酒入ってる？テンションおかしいでしょ｣
わちゃわちゃする2人を見守りながら、
俺も一応やるべきことをやることにした。
ふくら川上、Aさんとのデートそろそろ切り上げて帰ってきて。
俺の目から見ても、たしかにAさんはめちゃめちゃ可愛いしいい子だと思う。お世辞抜きで。
ただ、最初から負けてしまう気がする戦をする勇気はないために、
Aさんが俺の中で恋愛に結びつくことがない。
だから、あれだけAさんを溺愛する川上を前に
頑張ろうとする山本とこうちゃんには尊敬してしまう。
あわよくば2人にもチャンスがありますように。
そう願ってしまうのは罰当たりだろうか。
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ぷち。(プロフ) - qkﾌｧﾝさん» ありがとうございます！毎日更新頑張ってるんです、これからもよろしくお願いします！！ (2019年11月16日 13時) (
レス) id: f9f196cf1a (このIDを非表示/違反報告)
qkﾌｧﾝ - 更新頻度高くて嬉しいです！これからも応援してます♪ (2019年11月16日 1時) (レス) id: 938e232f21 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - Mokaさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉です(;_;)頑張ります！ (2019年11月10日 9時) (レス) id: 959900271f (このIDを非表示/違反報告)
Moka - 本当に好きです!!!これからも頑張ってください!!!応援してまーす!!! (2019年11月10日 1時) (レス) id: e15c47c4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - qk_a_z_u_さん» い、、1番！？光栄すぎます、ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2019年11月8日 22時) (レス) id: 959900271f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作成日時：2019年11月1日 21時
