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｢でも、まあ甘やかしたくもなるわ｣
『え？何でですか、厳しくていいですって』
そう言うと、川上さんは私に少し近づいた。
肩の距離が近くなって胸がキュンと鳴る。
｢だって、俺、Aの1番じゃん。｣
頬杖をついて、私に目を合わせてくる。
『！！』
微笑んでるけど、
私の反応を楽しむような意地悪な笑み。
｢あれ、そう言ってたやんな？｣
『もう！恥ずかしいからやめてください！』
なかったことにしてもらえてると思ってた…
こんな真正面からつっこまれるとは…
恥ずかしくて川上さんから顔を背けると、
川上さんは私にそのまま話し続けた。
｢でも会議始まる前、こうちゃんと仲良さそうにしてたことない？俺が1番のはずなのに｣
なんか好きとか言ってたし〜、
と文句を言う川上さんが可愛すぎてつっこんでしまった。
『川上さん、それ嫉妬ですか？』
途端に川上さんが微笑む。
｢嫉妬って言ったらドキドキしてくれるん？｣
『へ』
予想外すぎる答えに動きが止まった。
なんか……
なんか、今朝の川上さんと全然違う！！？
余裕がありすぎるというか、
大人すぎるというか、、、
とにかくもうドキドキしてしまったから私の負けだ。
『しません！リビング戻りましょ！』
ドキドキしているのと、
顔が赤くなってしまっているのをバレないように、
早く会議室から出ようとする。
｢からかいたくなっちゃうんだって、ごめんごめん、
今日、A会議頑張ってたから、
俺は本心で褒めてあげたいなって思ってるよ。｣
出ようとして急いでいた体がピタリと止まった。
そんなことを言われて、
無視して会議室出られるわけがない。
追い打ちをかけるように川上さんが続ける。
｢おつかれ、よく頑張りました。｣
顔を背けることにも耐えられなくなって、
振り向いてしまった。
｢うわ、顔赤。｣
『からかわないでくださいって言ってるのに…』
一瞬間を置いて、私は続ける。
『…でも、ありがとうございます、ちょっと気持ち軽くなりました。』
もごもごと答えると、川上さんは立ち上がった。
そしてまた意地悪な笑みを浮かべて、
私の頭に手を乗せて、強引に撫でてくる。
｢よしじゃあリビング戻ろっか。｣
『…はい。』
まだ見慣れない川上さんの背中を眺めながら
後ろをトコトコとついていく。
最後は私のフォローをしてくれて
最高にかっこいいけど、最高に意地悪な
川上さんの一面を垣間見た気がした。
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ぷち。(プロフ) - qkﾌｧﾝさん» ありがとうございます！毎日更新頑張ってるんです、これからもよろしくお願いします！！ (2019年11月16日 13時) (
レス) id: f9f196cf1a (このIDを非表示/違反報告)
qkﾌｧﾝ - 更新頻度高くて嬉しいです！これからも応援してます♪ (2019年11月16日 1時) (レス) id: 938e232f21 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - Mokaさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉です(;_;)頑張ります！ (2019年11月10日 9時) (レス) id: 959900271f (このIDを非表示/違反報告)
Moka - 本当に好きです!!!これからも頑張ってください!!!応援してまーす!!! (2019年11月10日 1時) (レス) id: e15c47c4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - qk_a_z_u_さん» い、、1番！？光栄すぎます、ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2019年11月8日 22時) (レス) id: 959900271f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作成日時：2019年11月1日 21時
