宴はいと騒がしけり-kwkm視点- ページ4
『かんぱーい!』
まぁ、そんなこんなで悩んでるうちに夜になった。
今夜はQuizKnockの毎月ある定例飲み会の日だ。
悩んでいては酒も美味しく飲めない、とりあえずは忘れてしっかり飲むことにしよう。
あとは河村さんが飲みすぎないようにも見張らないとやな…
[えへへー、伊沢さんは相変わらず面白いですねぇ〜。]
ん!?今のって…
「おぉ、だろ?ってA、口調変わりすぎじゃね?ってか顔赤いだろ!!」
まちがいじゃないのか、俺にだけAの声に聴こえたのかと。
だからって、なにがどうなればあの口調になるんだよ?
[えへへー… ふわぁ、眠くなってきた…ZZZ]
「おい、A!?寝てんのか!?ってか酔ってるのか…?」
は…?伊沢さん何言ってんだ、まだ一杯しか飲んでないんだから酔うわけ無いやろ。何かの間違いに決まってる。
と思っていたのだが、どうやら本当に酔って寝てしまったらしい。
梅酒一杯でこんだけ酔うやつなんてそういないだろう。
酒弱いとか、あのキャラでどうなんだよ…笑
[ふふ、かわかみさぁん、どうしましたかぁ?]
は?急に絡んでくるな!!寝てたんじゃねぇのかよ
「あはは、川上が姫乃ちゃんに絡まれて困ってる笑
Aちゃんこんなお酒弱いんだね、おもしろい」
いや、別に困ってるわけじゃない…
というかふくらさんにそんなAのこと分かったように言われたくない。Aにだって色々あるだろ。
ん?なんでこんなこと俺が思うんだ…?
「どうする、Aちゃんこれだけ酔ってるんなら家に帰らせたほうがいいかな?俺が行っても…」
“俺が行きますよ、ふくらさん”
なんとなく、いつの間にか口にしてた。
でも、確かに誰にもAを任せたくなかった。
しかも酔ってるとは言え、しっかりと話せるチャンスを伺ってたのだ。これほどの好機はない。
「ほんと?じゃあ川上頼むね。俺はみんなの子守しなきゃだし笑」
“そうですね、じゃあ俺ちょっと出て戻って来ます。
ほら、A、帰る支度して!”
[ん?かわかみさん、もうかえっちゃうんですか?わたしもいっしょにかえりますー!]
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作者名:叢雲 | 作成日時:2020年2月24日 16時