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私と水上さん以外はシェアハウスに帰り、水上さんは私に病院まで付き添ってくれた。
病院は割と空いていて、すぐに私の名前が呼ばれた。
「一人で行ける?」
水上さんが心配してそう聞いてくれた。
「はい、大丈夫です」
私は診察室へ入った。
結果は風邪で、風邪薬を処方してもらった。
「良かった、普通の風邪で。俺、光ちゃんが倒れそうになったとき、マジで焦ったよ」
水上さんはシェアハウスに帰るまで、熱のある私をずっと支えてくれた。
シェアハウスに帰ると、心配して、シェアハウスにいる人全員が、私と水上さんを迎えてくれた。
颯「じゃあ光ちゃんは自分の部屋で休んでなよ」
水上さんがそう言ってくれて、私は自分の部屋のベッドに入った。
気がついたら眠っていて、起きたときには額に冷えピタが貼ってあった。
時計を見ると、午後6時。窓の外は暗い。
コンコン、とノックの音がして、
「鈴木さん、入りますね」
と声がした。
入ってきたのは紀野さんだった。
紀野「あっ、起きてましたか。あの、鈴木さん、夕食、ゼリーとかだったら食べられますか?」
光「うん、全部は無理かもしれないけど・・・」
紀野「十分です。ここにゼリーと薬と水、置いときますね。無理しないでください」
そう言って、紀野さんは部屋を出ていった。
ゼリーは半分しか食べられなかったけど、薬が効いたのか、翌朝には熱はすっかり引いていた。
・・・今日は大学もあるから助かった・・・。
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はるかぜ(プロフ) - ariaさん» 大丈夫ですよ!こちらも楽しみにしてます^ - ^ (2020年5月2日 18時) (レス) id: ccaf11a0bc (このIDを非表示/違反報告)
aria - はるかぜさん» すみません! 水上さん×光さんのメインの小説の続きを思いついてしまい、そっちと同時に、はるかぜさんのリクを書こうと思っていたのですが、全部で五十章しか書けないので、はるかぜさんのリクは続編に書きます! 本当にすみません! でも絶対リクは書きます! (2020年5月2日 17時) (レス) id: cbcd11e08b (このIDを非表示/違反報告)
aria - はるかぜさん» かしこまりました! (2020年4月29日 12時) (レス) id: cbcd11e08b (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ(プロフ) - 水上さんと伊沢さんが取り合う感じで最終的にに結ばれるのは伊沢さんでお願いします。 (2020年4月29日 12時) (レス) id: ccaf11a0bc (このIDを非表示/違反報告)
aria - はるかぜさん» 光さんを伊沢さんと水上さんが取り合う感じでいいですか? もしそうであれば、光さんがどちらと結ばれるかどうかを書いていただけることはできますか?(あったらでいいです) (2020年4月29日 11時) (レス) id: cbcd11e08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aria | 作成日時:2020年4月19日 2時