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中庭は、想像以上に綺麗なところだった。日本庭園をイメージした中庭で、柔らかい光が中庭を包み込み、幻想的な光景だった。心地良い風が時折吹き抜け、空気は涼しい。
光「綺麗ですね・・・」
颯「そうだね」
私たちはしばらく黙っていた。私たち以外に誰もいない中庭を、涼しげな風が通り抜けていく。
・・・何を話せばいいか、わからない。東大王の収録の時は、普通に話せるのに・・・。
・・・クイズのことなら普通に話せるかも・・・。でもこんなところだと、場違いかな・・・？
でも、何も話さないよりはマシだと思い、私は水上さんに、「群馬県(水上温泉のある県)に関するクイズしません？」と言おうとして、口を開いた。しかし、水上さんに先を越されてしまった。
「光ちゃん、これ・・・」
水上さんはそう言って、浴衣のポケットの中から、小さな箱のようなものを取りだした。
「光ちゃんとお揃いのものが欲しくてさ」
水上さんは、あの、何でも包み込んでしまいそうな、包容力のある甘い笑顔で、そう言い、箱を開けた。
中には銀色の指輪が入っていた。よく見ると、小さな宝石のようなものが、埋め込んである。
私が何も言えずに指輪を見ていると、水上さんは私の右手の薬指に、指輪をはめた。その時に、水上さんの右手の薬指にも、同じ指輪が光っていることに気付いた。
「これでお揃いでしょ？」
水上さんは私の右手の隣に、自分の右手を並べた。それを見て、私の目頭は一瞬で熱くなった。
光「ありがとうございます・・・」
颯「光ちゃん！ 泣かないでよ・・・！」
水上さんは焦りと笑いが入り交じったような顔をして、私を抱きしめた。水上さんの体温が浴衣越しに伝わり、温かい。
颯「帰ろっか」
水上さんは私を１０秒ほど抱きしめたあと、いわゆる、「恋人繋ぎ」といわれる方法で、私の手を繋いだ。そしてそのまま、旅館に帰った。
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はるかぜ(プロフ) - ariaさん» 大丈夫ですよ！こちらも楽しみにしてます^ - ^ (2020年5月2日 18時) (
レス) id: ccaf11a0bc (このIDを非表示/違反報告)
aria - はるかぜさん» すみません！ 水上さん×光さんのメインの小説の続きを思いついてしまい、そっちと同時に、はるかぜさんのリクを書こうと思っていたのですが、全部で五十章しか書けないので、はるかぜさんのリクは続編に書きます！ 本当にすみません！ でも絶対リクは書きます！ (2020年5月2日 17時) (レス) id: cbcd11e08b (このIDを非表示/違反報告)
aria - はるかぜさん» かしこまりました！ (2020年4月29日 12時) (レス) id: cbcd11e08b (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ(プロフ) - 水上さんと伊沢さんが取り合う感じで最終的にに結ばれるのは伊沢さんでお願いします。 (2020年4月29日 12時) (レス) id: ccaf11a0bc (このIDを非表示/違反報告)
aria - はるかぜさん» 光さんを伊沢さんと水上さんが取り合う感じでいいですか？ もしそうであれば、光さんがどちらと結ばれるかどうかを書いていただけることはできますか？(あったらでいいです) (2020年4月29日 11時) (レス) id: cbcd11e08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aria | 作成日時：2020年4月19日 2時
