Call me back again【短編集】

Which are you my angel or devil? -fkr ページ4

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最近は新しいライターが増えていて、記事の割り振りや作業量の管理に追われる日々。

幼馴染みの拓司がQuizKnockを株式会社化するにあたって、社員の仕事マネジメントに特化した人が欲しいということで雇われた元社会人の私は、ウェブメディアという特殊な事業形態にやっと慣れてきたところ。



『あーやっと終わった…いや終わってはないけど終わったと思いたい…』

｢Aちゃん、これ見てくれる？｣

『はい〜』



仕事を強制的に終わらせたところで、プロデューサーの福良さんからお声がかかる。周りの人にもわかるくらいの声で終わったと言った途端に鬼畜だ…と思いながら作業中のパソコンを覗き込むと、



《Aちゃん、明日買い出しだけ頼むから、出勤はしないでいいよ》



『……え？』



｢この企画の量すごくない？それで、ホワイトボード用のペン消費しちゃってそろそろ尽きそうだからさ、明日買ってきてもらってもいい？｣



画面には私に対するメッセージしかないのに、企画について書かれているかのように話す福良さん。



『あ、はい、全然大丈夫ですけど…企画って』

｢ありがとう。じゃあお願いするね。今日はもう遅いし、明日でいい？買い出しの後は自宅で作業してくれていいから｣

『…はい……？』

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