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☆izw:ずっと忘れられない君 ページ1
A…
今、君の隣にある温もりは、一体誰のものなんだろう…
俺は今でも、夢の中でずっと、君を抱きしめたいって思っているよ
君と出会ったのは、大学生の時。
まるで運命だったかのように、ほとんど授業の日が重なった俺達は、気づけば席が隣になっていて、そこから仲良くなって、付き合い始めた。
初めてデートで待ち合わせしたときに、君と目が合った瞬間に感じた浮遊感
レストランに、映画館に、ドライブ...
いろんなところへ行くたびに、君のことをたくさん知れて
そして君の心の中のキャンバスが、俺色に染まってくれて
何もかもが幸せだった
でも、いつからだろう…
お互いに意地を張り合ったのは…
君のことが好きすぎて、いつでも会いに行きたいって思ってた
今みたいに、”君は何をしているのかな?”って、空を眺めてた
でも照れくさくて、君に何も言えなかった
だからなのかな…
「別れよう」
そう言われたとき
君の柔らかくて細い手が
今まで絡んでいた指先が
俺の手から離れてしまった…
だから思ったんだ
“もっと君に、本当の思いを伝えればよかった”
そして出来れば、君の隣にずっといたかった
でも…
『結婚…おめでとう』
そう言いながら俺は、君からもらった招待状を握りしめて、窓の外を見上げた。
Fin.
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作者名：苺姫 | 作成日時：2022年6月26日 1時
