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20. ページ22

今回かなりファンタジー&グロテスクですので嫌いな方は戻るボタンを連打しましょう。いやいつもファンタジーですが。

───

「…あのさぁ、僕のドッペルゲンガーはさ、どう思ってんの?ただの殺すための人形?」

「…」

「…あぁそう、泣いてて喋れない?」

この喋り方は、呆れている。はぁ、と別の僕が吐くような息の音を聞いて、思わず目を疑った。()だ。僕のドッペルゲンガーがいる。…僕は勝てないかもしれない。僕が殺そうとも、神の力で生き返ってしまうだろう。あぁ、僕に力があれば良いのに。僕が神々しいのは、容姿だけかよ。
…そんなわけねぇ。僕が立ち上げ当初からずっといたQuizKnockだから力を出せたんじゃないのか。そう思っている間にもドッペルゲンガーはドッペルゲンガーに近付いて行く。山本は僕に近付く。


僕は。


僕は。




神に、なれないのか。









気が付いた時には、辺りは血の池だった。どのくらいの時間がたったかも分からない。ただ、僕の手は黒く染まっていなかったのを覚えている。ただ、ものすごい脱力感がある。何をしたかは分からない。分かりようがない。ドッペルゲンガーは僕の手によって、排除された──正確には殺した──のか。もし、この力が本当ならば、コントロールしなくてはならない。

あれ?何で僕、人を殺した後なのに、こんなに冷静なの?

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黒酸塊(カシス)(プロフ) - YUKARI♪さん» あわわわ、ありがとうございます!これからも頑張って行きます! (2019年11月29日 21時) (レス) id: 0fe8ef6c05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - イベントのYUKARI♪です!コメント遅くなってすみません!文章の書き方,感情の表し方…凄かったです!!迷わず高評価させていただきました!! (2019年11月29日 6時) (レス) id: a01ec1bc5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒酸塊(カシス) | 作成日時:2019年10月27日 0時

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