20. ページ22
今回かなりファンタジー&グロテスクですので嫌いな方は戻るボタンを連打しましょう。いやいつもファンタジーですが。
───
「…あのさぁ、僕のドッペルゲンガーはさ、どう思ってんの?ただの殺すための人形?」
「…」
「…あぁそう、泣いてて喋れない?」
この喋り方は、呆れている。はぁ、と別の僕が吐くような息の音を聞いて、思わず目を疑った。
…そんなわけねぇ。僕が立ち上げ当初からずっといたQuizKnockだから力を出せたんじゃないのか。そう思っている間にもドッペルゲンガーはドッペルゲンガーに近付いて行く。山本は僕に近付く。
僕は。
僕は。
神に、なれないのか。
…
気が付いた時には、辺りは血の池だった。どのくらいの時間がたったかも分からない。ただ、僕の手は黒く染まっていなかったのを覚えている。ただ、ものすごい脱力感がある。何をしたかは分からない。分かりようがない。ドッペルゲンガーは僕の手によって、排除された──正確には殺した──のか。もし、この力が本当ならば、コントロールしなくてはならない。
あれ?何で僕、人を殺した後なのに、こんなに冷静なの?
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒酸塊(カシス)(プロフ) - YUKARI♪さん» あわわわ、ありがとうございます!これからも頑張って行きます! (2019年11月29日 21時) (レス) id: 0fe8ef6c05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - イベントのYUKARI♪です!コメント遅くなってすみません!文章の書き方,感情の表し方…凄かったです!!迷わず高評価させていただきました!! (2019年11月29日 6時) (レス) id: a01ec1bc5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒酸塊(カシス) | 作成日時:2019年10月27日 0時