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そんなくだらん雑談を交わす。
すると、手を差し伸べられた。
『ん？』
sgi「行くぞ。何時までゴミの中に居るのｗ」
『はいはいｗ』
素直に須貝君の手を取って起き上がった。
そしてその後は、須貝君の後ろを付いて歩きながら話す。
『須貝君、何で大阪のこんな治安悪い所におるん？』
sgi「仕事で局の方に用があったの。その寄り道で歩ってただけ」
『はえ〜…ライターなのに？仕事も大変やな』
sgi「だろ？ｗ」
『んで、これ何処に向かっとるん？』
sgi「予約してたホテル。さっき電話入れたからアドルフの事も伝わってるよ」
『ほ〜、気が利く男って奴かいな』
sgi「そこまでじゃないよｗｗ」
『あ、須貝君煙草買ってや』
sgi「いいよ。コンビニ寄ろ」
『やったぜ』
＿ホテル＿
某ホテルに着いた。
電話もさっき言われた通り、ちゃんと話が通っとるみたいでスタッフに何も言われる事なく部屋に入れた。
『ああ〜……疲れたわぁ』
sgi「先、シャワー浴びて来ていいよ」
『そう？んじゃ、先に頂きますわ』
須貝君が先を譲ってくれたから、先にバスルームに向かう。
バスルームに入り、服を脱ぐ。
棚を適当に開けて中からバスローブと大きめのボディタオルを取り出して適当にそこら辺に放り投げる。
さてと、風呂行くか。と思った瞬間、脱いだ服から何かが臭った。
『…ん？』
服を手に取り鼻で息を吸い込むと、その臭いの正体が分かった。
『………イカくせｗ』
※意味が気になる人は調べてみてね!自己責任です!
服を洗濯機に戻して、なかった事にして風呂場へ入った。
『須貝君出たよ〜』
sgi「お、出た？んじゃ俺も浴びてくるわ〜」
『はいよ〜』
須貝君がバスルームに消えていき、部屋に俺一人となった。
そのままベッドにダイブする。
べたつきの無い身体。珍しく腰も痛まず、情事後の気だるさもない今日。そしてフカフカのベッド。
寝心地は最高だ。
まだ痛む右頬を除いては。
『あ“ぁ〜……』
思わず声が漏れる。
さっきコンビニで買って貰った煙草を手に取り、ベッドの縁に腰掛けて咥える。
カチカチとライターを数回擦ると、火が付き煙草の先を焦がす。
そして独特な匂いと共に白い煙を発し始めた。
それを思い切り吸い込み、肺いっぱいに溜め、ゆっくりと吐き出す。
『………ふぅ』
やっぱり、ええなぁ。
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作者名：モンエナ子 | 作成日時：2022年10月16日 22時
