モテ期2 (ページ15)

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真面目に考えた末に私は会社で部長に答えを言うことにした。

『あの、部長。』

坂本「どうした？」

『昨日の件なんですが』

そういうと部長は何故か慌てて、私の腕を掴み会議室へと連行した。

周りを確認してドアを閉めた部長

『ごめんなさい！』

勢いよく頭を下げて謝る。

坂本「えっ...嘘だろ」

『考えたんですけど...部長の事、そんなに恋愛対象として見たことなくて』

坂本「...はぁ」

『多分これからも好きになることはないかなって思って...だからごめんなさい。』

坂本「お前マジ天然だな。いや天然通り越してバカだ。」

呆れてるのか笑いながら部長は言った。

『なんでですか？』

坂本「お前、少しは言葉を選ぶことを学べよ。」

『...あっすいません！』

私は無意識に部長の悪口を言っていたようだった。

坂本「いいよいいよ。怒ってねぇから」

『...はい。』

坂本「じゃあ、仕事に戻ろう。」

私の頭を撫でて、先に行ってしまった。

こんな事するから...ドキドキするんじゃん。

会議室でぼーっとしていると、電話が鳴った。

長野「もしもし、Aさんですか？」

『はい。どうしたんです？』

長野「今日、お家にお邪魔してもよろしいですか？」

急なお誘いに驚いたけど

『はい。大丈夫ですよ。』

私は受けることにした。

退社時刻になり、準備をして会社を出る。

長野「Aさん！」

大きく手を振り合図を送る長野さんに気づいた。

『あっ長野さん！！』

私も手を振って、長野さんの元へ行く。

長野「行きましょう。」

『はい。』

私達は家に向かって歩き始めた。