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『いいですよ。』
岡田「よかった。じゃあ行きましょうか。」
綻んだ笑顔でそう言って先を歩く
早い
私の歩幅と岡田さんの歩幅がとても合わない
少し走り気味でついて行く
『待って...早い』
岡田「あっ...ごめんなさい。いつも俺走り気味で歩いてるから...」
『運動?』
岡田「そうです。」
『なら頑張ってついてきます』
岡田「はい...」
また岡田さんが歩く
頑張ってついて行くけど運動不足の私は限界
岡田「大丈夫ですか?」
『はぁ...はぁ...大丈夫です...』
大丈夫って言ったのに岡田さんは無意識に私の手を握って歩き出した
待って...生まれて1度も手を握られたことないんだけど
会社の挨拶で握るのはあっても...これはない
緊張しすぎて手のひらから汗が出てくる
今は春
そんなに暑くないはずなのに体も暑くなる
誰かの家に着いた
岡田「ここ。俺の家なんです。」
『えっ...』
岡田「運動器具も沢山あるので一緒にやりましょ?」
『あっ岡田さん』
岡田「ん?」
『これ...』
目で繋がれている手を見る
岡田「あぁごめんなさい!何やってんだ俺...」
手が離れる
それでも岡田さんの体温は私の手に残ってる
『とりあえず...入りましょうか』
岡田「そうですね...そうしましょう。」
何故かあたふたする私と岡田さん
あぁ...暑い
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あいら(プロフ) - あゆさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年3月25日 17時) (レス) id: 19c52e3931 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 初めまして。突然のコメントスミマセン…。このお話、とっても面白くて何度も読み返しています!一日に沢山更新してくださるので、とっても読みやすいです。これからも応援しています。頑張ってください! (2017年3月25日 17時) (レス) id: 058dc7c1fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいら | 作成日時:2017年3月21日 12時