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決断 ページ10

私が煉獄さんと街へ一緒に行った日から、
一週間ほど。

任務続きだった私はへとへとで、正直に言うと煉獄さんのことなんて考えている暇はなくて
中途半端に気持ちを抱えたままだった

それでも、相変わらず煉獄さんは、泊まりではない任務の時は毎日用に私の顔を見に来てくれていた
いつも通りの、優しい笑顔。

休みの前の日の夜も、煉獄さんは顔を出しに来た。

煉獄「A、邪魔するぞ!」

A「煉獄さん」

煉獄「A、明日は休みだろう?一週間頑張ったな!!ご褒美に羊羹を持ってきたぞ!!」

A「ありがとうございます・・・あの、煉獄さん」

煉獄「どうした?A?」

ごくんと、息をのみ込む
もう煉獄さんの気持ちはわかっているはずなのに
とても緊張した。

A「まだ、煉獄さんは私のこと・・・好きですか?」

煉獄「嫌いならば、毎日逢いに来たりはしない。どうしたんだ?」

A「煉獄さんとのこと、あれから考えてみたんです。恋人ってなんだろうって」

煉獄「ふむ・・・・」

A「それで、えっと・・・私恋人とかよくわかんないんですけど、煉獄さんがそれでもいいな・・・」

と私が言葉を言い終える前に

煉獄「いい!!!いいに決まって居る!!!!」

と、かぶせるように大きな声で煉獄さんの返事が帰ってきた

A「ひぇ・・・」

煉獄「A!!!好きだ!!!!俺から言わせてくれ!!俺と、恋人になってくれ!!」

私の両手を握り締めて、真っ直ぐな目でそう言ってきた煉獄さんに
私は驚きつつも、うんうんと頷いた

A「・・・・よ、よろしくお願いします」

煉獄「A!!!愛している!!!君を一生をかけて守ろう!!幸せにすると誓おう!!」

とまるでプロポーズのように大袈裟に、しかも超大声言うので
私は若干たじろいだ。

A「煉獄さん・・・こ、声・・・・!よ、夜ですからしーっ!しーっ!」

煉獄「すまない!興奮した!!」

A「・・・・あ、はい・・・・・」

煉獄「君が良ければ、これから俺の屋敷で一緒に住まないか?」

A「え!?ど、同居ですか?」

煉獄「ああ!君と片時も離れて居たくはない!」

A「・・・・い、いやそのそんないきなり・・・」

煉獄「そうか!俺の家族が居るから気になるんだな!ならば俺がここで一緒に住もう!」

と私の話を若干スルーしつつ
ぐいぐいと話を進める煉獄さんに
私はちょっと判断を間違えたかなと不安になった

唯一無二→←思考



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蜜璃 - ねはんちゃんさん» ありがとうございます! (2020年10月26日 7時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
ねはんちゃん(プロフ) - 蜜璃さん» コメントありがとうございます 今度お読みいたします! (2020年10月25日 18時) (レス) id: dd13a8fbca (このIDを非表示/違反報告)
蜜璃 - 煉獄さん、格好良くてキュンキュンするわ!私も簪が欲しいわ! (2020年10月25日 8時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
蜜璃 - ねはんちゃんさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/zansin/ ←URLです。題名は覚悟してくださいね!許しませんから!【鬼滅の刃】です! (2020年10月25日 8時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
蜜璃 - ねはんちゃんさん» 初めまして!甘露寺蜜璃です!私、小説を書いているのだけれど、是非読んでほしいの! (2020年10月25日 8時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねはんちゃん | 作成日時:2020年10月20日 0時

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