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「…福良、なんて顔色してるの」
オフィスに着くとたまたま早く来ていた河村に気づかれてしまった。
できれば1番知られたくなかった相手だったのに。
「…いや、ちょっと寝不足で…」
誤魔化したところでこの男は俺が本当のことを言うまでネチネチ攻めてくるのはわかってる。
ここは大人しく本当のことを言った方がいいと思い素直に言ったのに、河村の顔は怖いままだ。
「他の人が心配するから少しでいいから寝てきなさい」
怖い顔のままそう言われてしまうと大人しく頷くしかできない。
俺が小さく頷くと同時に河村は俺の手首を掴むと普段使ってない撮影部屋へと連れ込んだ。
「ちゃんと寝てるか確認するから」
そういうと、俺をソファーへと半強制的に寝かせ河村が着ていたカーディガンが胸元にかけられた。
河村はソファーのそばに置いてあるローテーブルへPCを置き、俺の寝ているソファーを背もたれにするようにラグの上に腰掛けた。
「早く寝なさい」
まだ寝る気配のない俺に気づいたのか、振り向いた河村はその厳しい口調とは裏腹に優しい顔で笑うとまるで小さな子供を寝かしつけるかのようにトントンと俺の腹部を優しく叩き始めた。
スゥ…と息を吸い込むとカーディガンから爽やかな少し甘いような河村の匂いが鼻腔の奥へと届いた。
どこか安心する香りにゆるりと目を閉じると、今までの不眠が嘘かのようにすんなりと眠りに落ちた。
「…あ、起きた？」
ふと意識が浮上した。
ぼんやりと目を覚ますと自宅の天井じゃないことに気づき、そういえば撮影部屋で寝かしつけられたこと思い出した。慌てて飛び起きると、ふわりと笑った河村と目が合った。
「ごめ、寝すぎた…っ。今何時？」
慌ててスマートフォンを確認すると、とっくにお昼は過ぎていてもう夕方近い時間になっていた。
「ゆっくり眠れたみたいでよかった。みんなには急用ができたと言っておいたからもう少し休んでいきますか？」
「でも、今日の仕事が…っ撮影もあったのに」
河村の提案はありがたいけど仕事をしないわけにもいかないと、ソファーから立ちあがろうとするとおでこに衝撃が走った。
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ぷよーこ(プロフ) - さっき、新しいお話も読ませていただきました。仲良しな二人が、とにかく可愛くて可愛くて…。とても嬉しいです。いつもありがとうございます。ご無理のないペースで更新していただけたらと思います。 (2月2日 13時) (
レス) @page15 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぷよーこさん» ぷよーこ様、ありがとうございます！ついつい距離感近く書いてしまいますが、そう言っていただけて嬉しいです︎︎︎☺︎のんびり更新で申し訳ないですがまた読んでいただけたら嬉しいです♡ (2月1日 0時) (レス) id: 13b56e20e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - とても可愛くて素適なお話をありがとうございます。いつも仲良しな兄弟二人の距離が近ければ近いほど、とても嬉しいです。 (1月11日 0時) (レス) @page13 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぷよーこさん» ぷよーこ様、感想ありがとうございます。本当に嬉しいです！わたしも仲良し兄弟が大好きなのでこれからもhgs兄弟のお話が多くなるかと思います。また作品をあげていきますので読んでいただけると嬉しいです︎︎☺︎♡ (1月3日 17時) (レス) id: fdd41f0dc2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 仲良し兄弟の二人が大好きなので、可愛いmnちゃんと優しいgnちゃんのお話を読めて凄く嬉しいです。ありがとうございました。 (12月23日 20時) (レス) @page2 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2023年11月28日 0時
