寂しかったのはお互い様＊gn×mn ページ1
○
この二週間ほど、本当に目がまわるほど忙しかった。
まず専攻してる講義のレポート提出と試験日が被ってしまった。試験勉強をしながらのレポート作成はいくら僕でもさすがに大変だった。
ようやく試験を乗り越えレポートを提出した僕に待ち受けていたのはQuizKnockの収録。
そりゃ収録は楽しい。みんなとわいわいクイズを解くのはやっぱり好きだしほっぺたが痛くなるほどには笑った。
クイズの出来はまずまずだし動画としての撮れ高も良かったと思う。
それでも僕の心にポッカリ開いた穴は塞ぎそうもなかった
(言ちゃんに会いたいなぁ…)
本当なら一週間前に会う約束をしていたのにお互い忙しかったから結局会う事は叶わなかった。オフィスに行ったら会えたりしないかなぁなんて淡い期待を持って撮影部屋からオフィスの方へも寄ってみる。
「言ちゃんってきてないですか？」
「さっきまでオフィスにいたんだけど…忙しそうにしてたし帰っちゃったかもな」
どうやら僕が収録してる間にきて帰っちゃったみたい。すれ違いになっていたみたいでオフィスにいた須貝さんに直前まで言ちゃんがいたことを告げられる。
「何何？言がいなくて寂しかったとか？」
こうちゃんがニヤニヤした顔をして揶揄ってくる。
図星を突かれて恥ずかしいやら悔しいやらで、頬を膨らませ唇を突き出してしまう。
こうすると言ちゃんはしょうがないなぁ、って優しく笑って僕の頭を撫でてくれるんだよね。
…でもここには言ちゃんはいなくて、こうちゃんが僕を優しく慰めてくれるわけもなくて。
っていうかオフィスまで来てたんなら僕のこと待っててくれても良くない？今日撮影してるの知ってたくせに。
ずっと会えなかった寂しさが心の中をグルグル渦巻いて余計なことまで考えてしまいそう。
「あんまり問のこといじめちゃダメだよ」
ふわっとした耳心地の良い声が降ってきた。
ふと顔を上げると少し困ったようなそれでいて優しい目をした福良さんと目が合った。
「ふ、くらさん…っ」
本当にどうかしちゃったみたい。
福良さんの優しい声を聞いたら涙腺がバカになっちゃった。
ポロっと涙が溢れてしまうと今度はこうちゃんが大袈裟に慌てた様子で謝ってきた。
「ちょ、マジで泣くことないじゃん！ほんと、ほんとごめんって！！」
言ちゃんがしてくれるよりも少し乱暴に僕の頭をぐしゃぐしゃと撫でるこうちゃん。
頭を撫でられると寂しくて少し辛かった心がほんの少しだけ軽くなった。
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ぷよーこ(プロフ) - さっき、新しいお話も読ませていただきました。仲良しな二人が、とにかく可愛くて可愛くて…。とても嬉しいです。いつもありがとうございます。ご無理のないペースで更新していただけたらと思います。 (2月2日 13時) (
レス) @page15 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぷよーこさん» ぷよーこ様、ありがとうございます！ついつい距離感近く書いてしまいますが、そう言っていただけて嬉しいです︎︎︎☺︎のんびり更新で申し訳ないですがまた読んでいただけたら嬉しいです♡ (2月1日 0時) (レス) id: 13b56e20e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - とても可愛くて素適なお話をありがとうございます。いつも仲良しな兄弟二人の距離が近ければ近いほど、とても嬉しいです。 (1月11日 0時) (レス) @page13 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぷよーこさん» ぷよーこ様、感想ありがとうございます。本当に嬉しいです！わたしも仲良し兄弟が大好きなのでこれからもhgs兄弟のお話が多くなるかと思います。また作品をあげていきますので読んでいただけると嬉しいです︎︎☺︎♡ (1月3日 17時) (レス) id: fdd41f0dc2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 仲良し兄弟の二人が大好きなので、可愛いmnちゃんと優しいgnちゃんのお話を読めて凄く嬉しいです。ありがとうございました。 (12月23日 20時) (レス) @page2 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2023年11月28日 0時
