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練習は、夜まで続いていた。
潔子「Aちゃん、私たちは先に移動しよう」
「あ、分かりました」
清水先輩に連れられて学校近くの合宿所に移動する。
合宿中の食事作りも、マネージャーの大事なお仕事のひとつだ。
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食事の準備が終わる頃、入り口の方が騒がしくなってきた。
みんなが練習を終えて移動してきたみたいだ。
日向のはしゃぐ声と、田中さんと西谷さんの叫び声が聞こえる。
練習終わりだっていうのに、ほんと元気だなあの人たち……笑
そう思いながら大皿のおかずを運んでいると、
ﾊﾞﾀﾝｯ
武田「え゛っ、何してるの君たち……」
誰かの倒れる音と武田先生の声に、清水先輩と一緒に振り返った。
倒れている田中さんと西谷さんと目が合う。
干からびたような顔をした２人が、みるみる生気みなぎる表情になっていった。
この２人、おおよそ清水先輩が帰っちゃうことを聞いて意気消沈して、
今目が合ったから回復したって感じだろうな……わかりやすい。笑
「２人とも、そんなところ倒れてたらご飯食べられないですよー」
田中「はっ！ 潔子さんとAが俺のために作ってくれた飯！」
西谷「よっしゃあああ！ 気合い入れて食うぞ！！
お前ら！ 米粒１つ残すんじゃねえぞおおお」
一気に元気になった２人が雄叫び(？)を上げて立ち上がると、
澤村「お前らうるさい！ いちいち叫ぶな！」
例のごとく澤村さんの怒号が飛ぶ。
これは、飽きない合宿になりそうだな。
これからみんなで過ごす５日間のことを考えながら、
私は食事の最後の準備を進めていった。
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「ふぅ……」
夜もだいぶ更けた頃。
消灯時間も過ぎて静まり返った食堂で、
私はホットミルク片手にゆっくりとした時を過ごしていた。
お風呂上がりにこうしてリラックスするいつもの日課も、
場所が変わるだけでなんだか非日常的な感じがする。
-
ぼんやりと、今日の練習のことを考えた。
みんな気合入ってたな。
３年生の安定感は相変わらずだったし、
西谷さんも田中さんもキレキレだった。
日向と影山くんも速攻何度も決めて。
旭さんは、いつも通りすごいパワーで。
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ふと練習中に助けてもらったことが頭をよぎる。
片手１本で私の身体を支えた旭さん。
当たり前だけど、力強いんだな。
不意につかまれた腕の感触を思い出して。
なぜか、顔が熱くなった。
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Rn(プロフ) - 続きを待ち侘びております…、無理せずに頑張ってください！ (2021年7月13日 18時) (
レス) id: 0970343196 (このIDを非表示/違反報告)
とぴ(プロフ) - あやさん» ありがとうございます！長らくお待たせしてしまってすみません(´;ω;｀)これからもがんばります！ (2021年7月5日 14時) (レス) id: 3e972700e7 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もう更新されないんですか？楽しみに待ってます！ (2021年5月23日 11時) (レス) id: 960a4eb808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぴ | 作成日時：2020年12月7日 21時
