だれのもーん？Ⅴ (ページ24)

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怪我だけはやめてページ24

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Actoneの楽屋でゆっくりしてたら違う楽屋から恐ろしい物音。

何してんだろうと思いながらもエアベッドでゴロゴロしてたらバタバタ廊下を走る音。

黒「ねぇ！湧！！Aが！！！！落ちた！！！」

湧「はあ！？」

勢いよく楽屋に入ってきた黒ちゃんに飛び起きて、急いで着いていけば顔を抑えてるAとあわあわしてる深田とその周りには既に皇輝くんと織山。

皇「ちょ、黒ちゃん何したの？」

黒「顔面から落ちたの！」

湧「まてまて、どこからどうやってなんで落ちたの」

経緯が全然入ってこない黒ちゃんの説明に突っ込めば、Aは楽屋にある上着かけるところが背の問題で届かないらしく椅子に乗ってたらバランスを崩して顔面から落ちて強打したらしい。

湧「え、A顔見せて大丈夫？鼻血とかない？」

って覆ってた手をどかせて頬を包んで見れば真っ赤になってるおでこ。

湧「真っ赤じゃん冷やそ」

竜「まじごめんなさい、俺が見てなかったから」

黒「俺もめっちゃ寝てた」

皇「もうAも椅子に乗らないで深田に頼んでよいるんだから」

雛「いたかったっ」

尚「怖かったでしょ？落ちるとき。もう椅子の上のるのやめようね？」

雛「ごめんなさいっ」

って反省気味のAは怒られた小さい子みたいにしゅんとなっててちょっとかわいくみえる。

雛「いたーい、」

湧「そりゃあめっちゃ赤いもん、くらくらするとかない？頭は打った？」

雛「んーん、顔だけ」

尚「深田大丈夫か？笑」

織山の声を聞いて深田の方を見れば顔面蒼白で若干冬なのに汗をかいてる。

竜「もうまじ終わったと思った、ゲームしてたら後ろからえぐい音してAちゃん泣いてるし、Aちゃん怪我させたら俺らの責任じゃん、もうほんと心臓止まるとこだった。」

もうこっちも泣きそうじゃん笑

雛「りゅせごめんね、黒ちゃんもごめんね｣

黒「いいよ、怪我ないならよかった」

竜「もう椅子の上乗っちゃだめだからね？？約束。俺にいつ頼んでもいいから、ね？｣

雛「うんっ」

多分本人も相当怖かったのか。ぎゅっと深田の服の裾を握ってる。

皇「もうまじ焦った、もうほんと怪我だけは気をつけて」

って話した数時間後、本番前ケロッとしたAはセットにつまづいて大転倒をしてまた皇輝くんに「怪我だけはやめて！」って叫ばれる未来をこの時の俺らはまだ知らない。

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