knocking knocking

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吉「何泣いてるの？」









「泣いて、ないです
それより早く行かないと、終電に間に合わない、」









吉「たぶんもう間に合わないよ」









そういって北人さんが出した携帯をみてみると









『0：55』の文字が









「え、どうしよう。
今日お家に帰れない」









吉「俺ん家来る？」









「え、そんなの申し訳ないですし」











吉「困ってる人このままにしとく
わけに行かないだろ、行くよ」









「すみませんありがとうございます」









そういって1歩後ろをついて歩いた









.









一緒に帰った昔とは違う空気が私たちを包んでいた

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