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『前にさ、一緒に住まんかって言うてくれたやん』

橙「んぇ?しげが?」

「言うた、けど…」

黄「言うたんかい」

『その返事、してへんかったから。ちゃんと考えて、しげの力になりたいって思った。ドラマも映画もやるって聞いたから、タイミング的にちょうどええと思ってんけど』

「…あり、がと、。お願いしたい、」

『うん』



優しい微笑みを返してくる小瀧に、なんだかドキッとする。

そんな俺たちの様子を見て、やかましいメンバー達、まぁ特に兄組が「え、あいつら付き合っとん?」なんて騒いでいる。



『毎日はさすがに無理やけど、出来るだけそばおるから安心し?』

「うん」

『しげならできるよ、大丈夫』



俺の不安を察したかのように、頭をぽんぽんとしてくれるその手はすごく落ち着いて、年下にこんなにも甘えてしまっている自分が少し恥ずかしい。

「なんやこの子ら、甘すぎやろ!砂糖吐きそうやわ!」なんて大声で叫ぶ照史に皆が笑って、小瀧が「あ、ちなみに全然付き合ってへんから」なんていらない訂正をする。

そうすれば「当たり前やろ!付き合うてたら大問題やわ!」って淳太が口うるさく叫ぶから、耳を塞いでニヤけた。


この空気感は、やっぱり "俺" でいられて、最高に居心地がいい。

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作者名:ゆうま | 作成日時:2023年5月1日 18時

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