キミとまた、同じ青春を。《Snow Man》 (ページ2)

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Aside

『うわぁ…でかっ…！』

新品の制服に身を包んで、校門に足を踏み出した。

念願の、

素能高校だ…。

・

『うわぁ、桜きれーい！』

・

校舎の前にそびえ立つ大きな桜の木。

｢ちょっとAー！こっち来なさいよ～！｣

お母さんの呼ぶ声がするけど、

そんなのどうでもいいくらい桜が綺麗で…

・

『照、私受かったよ…』

て、桜に語りかけても意味はないんだけど…

・

照、受かったんだよ私。

照と同じ高校入りたくて、

驚かせたくて、

その為に連絡も切って、

勉強必死に頑張ったんだから…

『照…』

・

｢そんな死んだ人に語るような言い方やめろよ。｣

『！……』

・

振り向くと、

クシャッと笑う笑顔が眩しくて

どこからともなく

光を与えてくれる。

・

・

岩｢頑張ったじゃん。入学おめでとう。｣

『照…』

・

『うわーーーーん！！！』

岩｢ちょ、こんな校舎の正面で抱きつくなよ！｣

『照頑張ったんだよ私～泣』

岩｢分かってるって、頑張ったな。｣ﾖｼﾖｼ

『うんっ』

・

照と迎える桜満開の入学式。

________また3年間、よろしくね照。