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おねぇちゃんと一緒にならなかったなぁー
ぼんやりと考えながら、試験会場に向かう。
会場は大きな町があって、ロボがいっぱい居た。
｢おい、てめぇどけや｣
後ろから怖い声が聞こえて振り向くと、すごい頭をした男の子がいる。
誰に言ってるんだろうと辺りを見ても、皆怖い顔で緊張？していた。
｢てめぇだよ、シスコン野郎｣
クイッと顎でツグを示す男の子。
シスコン。悪い意味の言葉だって、ツグは賢いから知ってる。
それにツグは女の子だ。
つまり、この子は可愛い女の子が男に見えちゃう可哀想な子！
ツグはちゃんと教えてあげる。
｢ツグは野郎じゃないよ｣
その口が何か言う前に、開始の合図がかかり、ツグは駆け出した。
後ろから｢待てやクソ女ｧｱｱｱｱ!!｣なんて声が聞こえたけど、気にせずに別の方向に走っていく。
ツグ、なんか悪いことしたのかな？
ううん。振り返ってみたけど、今日はとってもいい子だった！
朝ごはんもいっぱい食べたし、分からないことも教えてあげたんだもん！
いい子だからいっぱいロボも倒せちゃう！
そう、ツグはこのテストにちょっぴり油断してたのだ。
｢きゃあっ！｣
突然悲鳴が聞こえて振り返った。
気づけばツグの周りにたくさんのロボがいて、人もいっぱい集まっていた。
乱闘となった場所で女の子が一人怪我をしている。
誰かの個性が当たったみたいで血がツーっと垂れていた。
｢君、大丈夫？！｣
皆がロボットに必死で目を向けていなかったから、ツグが女の子を人混みから引っ張り出した。
血は出てるけど、手当の方法が分からなくて、とりあえずロボの軍団から抜け出そうと、女の子をおんぶした。
その瞬間ゴゴゴゴゴなんてすごい音を響かせながら、0Pって呼ばれてたロボが姿を見せた。
｢なに、あれ……｣
｢絶対むりだって！！逃げろ！｣
ソイツは呆然としちゃう子や慌てて逃げ出す子を狙っているようで、大きな腕を振り上げた。
｢揺れちゃうけど我慢してね！ ちょっとここから離れるよ！｣
背中の子から返事はなかったけど、安全そうな場所で女の子を下ろす。
他の人は0Pに近づかないようにロボを倒していた。
きっと入試の点数のためならそっちの方が高いだろう。
でも、ツグはヒーローになりに来たんだ。
ヒーローは人を傷つけるやつをやっつける。
0Pと目が合った。
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案内人(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます！至らぬ点は多々ありますが、楽しんで頂けるような物を作りたいと思ってますので、応援よろしくお願いします！ (2020年1月4日 16時) (
レス) id: e48f38364b (このIDを非表示/違反報告)
たまき - コメント失礼します！姉と妹の両方変換可能でどちらにするか迷ってしまいます！とても面白いのでこれから更新頑張ってください！早く読みたい笑 (2020年1月4日 15時) (レス) id: e45bb242b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：案内人 | 作成日時：2020年1月4日 15時
