結婚した世界線【爆豪勝己】 (ページ6)

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お昼休み、出久とランチに出かけていた。

出久も今日は特に目立った仕事はなく、私も暇していたのでランチに誘った。…報告も兼ねて。

緑谷「やっとだね、僕本当に嬉しいよ…うぅ」

『ちょっと泣かないでよ、でもありがとう。出久にも沢山迷惑かけちゃった』

緑谷「主にかっちゃんにね。籍入れたら、少しは嫉妬しなくなるかな？」

『きっと苗字が同じになっても住んでるところが一緒になっても、嫌なものは嫌なんじゃないかなあ』

高校入学後、よく腕を怪我する出久を心配するだで怒られていた。今だからこそ納得できるものの、勝己の気持ちを知らなかった私にはどうして怒られているのか分からなかった。

付き合ってからもそれは変わることなく、私が男子と必要以上に話すとよく怒っていた。それでも、爆豪派閥のみんなのことは勝己も信頼していたらしい。

『今日の夜うちの両親に改めて挨拶に行くんだ』

緑谷「Aちゃんの両親？」

『そ、一応ちゃんとしておこうって』

出久は少し顔を曇らせたあと、そっかと笑った。

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