結婚した世界線【爆豪勝己】 (ページ2)

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爆豪「新しく家探してもいいんだぞ」

『勝己の家に行く。落ち着くから』

同棲するにあたって、私の家は職場から少し遠くなるから却下。
新しく家を探す手もあったけれど、今の勝己の一人暮らししている部屋は間取りも丁度いいし何より落ち着くから。
引越し作業も私の分だけでいいから楽だし。

『あー、幸せだなあ』

保育園の頃は、勝己のお嫁さんになる！って言ってたらしい。正直覚えてないし言われた勝己も覚えてない。

ただこの会話を聞いていた私達の両親だけが覚えていて、なんとなく両親は現実になることをわかっていたのだろう。

付き合ったことを報告した時も驚かれなかった。むしろやっと？という具合。

爆豪「…寂しい思い、させちまうかもしれねえ」

『大丈夫だよ』

爆豪「休みの日、急に仕事になることだって」

『それはお互い様。同じ事務所なんだから。それに、今の世の中、休日出勤なんて稀だしね』

勝己は少し私を見つめた後、まァなと呟き私の頭を撫でた。

ヒーローが暇を持て余す社会、というものがほぼ実現している。
超凶悪ヴィランなんて存在しないし、個性を使った小さな犯罪を取り締まる毎日だった。

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