総大将から審神者に転職しました【とうらぶ×ぬら孫】

第11話 ページ11

こん「だからですねぇ！貴方には審神者になって頂けなければっ！

聞いておりますか！｣



政府の人が来ると思って接待間にぴったりな広間を見つけた。
まぁ、きたないから掃除を始めたんだが、後ろをトコトコとついて話してくるこんのすけ。


いや、おまえ手伝えよ？←
しかもさっき政府の人はあと一時間で来ますとかなに？

新手のいじめ？←


貴「だーかーらーやんねぇって！俺は一生ニートでいいの！｣


こん「そんな事をしては宝の持ち腐れですぞ！！

"妖を引き連れていた"貴方様はもっと力を有効に使わなければ！｣


貴「は？なんで知ってんの？こわっ！！｣



政府って怖っ！！
俺やばいところに来ちゃったよね！？


こんのすけも政府の式神とか言うし、式神＝陰陽師！

おれ祓われる！！！！



薬研「大将、やっぱり俺も審神者になって欲しい。

大将なら兄弟をここを救えるかもしれない｣


貴「やっくんまで…。

でも、俺は…｣



モゴモゴと口をにごらす。
やっくんに言われちゃうとやってあげたくなるからなぁ。



薬研「今度は俺も一緒に守る。


だから、"守りたいものが増える"のを怖がらないでくれ｣



なっ？と両手をギュッときつく握られる。
温かいその手に思わず、俺は抱きしめた。



貴「怖いんだ。守りたいものが増えれば増えるほど

目の許容範囲を超える。鯉伴や美桜の時も守れなかった。

守れたはずだった。｣




それを俺はずっと一生後悔していく。
それはきっと俺に対する罰だから。

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