第71話 ページ25
あれから、３週間。
ついに見習いの沙羅ちゃんが帰る頃。
昨日から慌ただしく荷物整理をしている沙羅ちゃんを横目に
私も精一杯のことをした。
あの時からは一変。
みんなは沙羅ちゃんを正式に見習いと認め、仲良く遊んでいるのを見れた。
多少のすれ違いも良い思い出になっただろう。
一番心配していた粟田口も今となっては沙羅ちゃんと戯れている。
貴「ほんとに、よかった。
さて、沙羅ちゃん。行こっか送るよ｣
沙羅「ありがとうございます！｣
手を握りながら玄関を目指す。
少し、遠回りをしながらゆっくり歩きながら。
一人一人にお礼を言っていた沙羅ちゃん。
泣き出す奴もいた。
励ます奴もいた。
そして玄関についた瞬間。
全員が見守る中、沙羅ちゃんは出ていった。
沙羅「ほんとにお世話になりましたっ！！
いつか、この本丸より立派になってここにまた来ます！！
ありがとうございました！｣
そう、頭を下げて行ってしまった。
貴「沙羅ちゃん行っちゃったなー。
ほらもう泣きやめ｣
乱「うぅー。もっとしゃべりたかった｣
一期「いつかきっと立派になって戻ってくるよ｣
泣いてる粟田口の短刀達を宥める一期。
全く、仲が悪かったり仲良くなったり、忙しい奴らだな。
貴「一期の言う通り！また戻ってくるさ！
ほれ！みんな自分の持ち場に戻れー！｣
しぶしぶ、というように内番をしに行く奴ら。
ほんとに仲良くなったんだな。
これからは少し寂しくなるなぁ。
＿＿＿＿＿＿今度会うときを楽しみにしてるよ
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キラ(プロフ) - おっと、須佐男命が来るなんて。連れ戻しに来るのは天照サマでしょうねー。 (2021年5月23日 20時) (
レス) id: 402bdd8f6e (このIDを非表示/違反報告)
しの - 面白すぎw (2019年6月5日 0時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊瑠花 | 作成日時：2017年4月29日 21時
