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プロローグ ページ1

「………なぜだ」

朝目を覚ましてからの第一声がこれだった。

普段であれば、身支度をすませてそのまま大学に行くはずの時間だが、目の前の光景はそれを許してくれなかった。


「___………スゥ」


なぜ私の布団の中に" 小 学 生 "がいるんだ。









「……んむ……おねぇーさんおはよぉ〜」

「……………おはよう」


あいさつを返せば、ふにゃりと笑ってあくびをする小学生。
普通なら可愛いはずのその笑顔も、頭脳は大人!!なんていわれていることを知っていれば、どう思うかなんて察して欲しい。


「………ねぇ、キミ、なんでいるの?」

「…………Aおねーさん、僕のこと忘れちゃったの?」

「………" 江戸川コナン "くんだよね」

「うん!……Aおねーさん寝惚けてる?」

「いや全然」

「よかったぁー!じゃあ僕ちょっとトイレ行ってくる!!」


そう言ってパタパタと足音を立てながら部屋を出ていく小学生…もとい江戸川コナンくん。
我ながら冷静すぎると思うが、仕方ないと思いたい。小さな背中を見送りながらぽつりとつぶやいた。


「………これが、いわゆるトリップ……?」

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作者名:ぷりんチョコ | 作成日時:2020年2月14日 18時

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