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皆様台風大丈夫だったでしょうか。
台風の影響で家が停電する可能性があったので、スマホの充電を消費しないように更新をストップしておりました。
停電はせずに済んだのでこれからちゃんと更新していきます。
☆*。
目を開けると、何度も見た白い天井が私の視界に映り込んできた。
その白を見た途端今までの出来事が現実のものであったと突きつけられたような気がして急激に吐き気が込み上げてくる。
口元に手を当てて目を瞑ると、誰かが優しく背中を撫でてくれた。
em「大丈夫です。ゆっくりと息をして。…そう、大丈夫ですよ」
耳元で聴こえる穏やかな声はエーミールだろうか。
なんとか落ち着いた吐き気に肩を下ろすと、うっすらと目を開けて私はエーミールを見つめた。
『…エーミール、私、』
em「何も言わなくていいです。あなたは何も悪くない。少し運が悪かっただけなんですから」
『…でも、私が、…逃げ出したから、なのに』
em「あなたを不安にさせてしまった私たちにも責任があるんです。そんなに泣きそうな顔をしないでください」
ふんわりと私の頭を撫でるその手つきは酷く優しく、私の瞳にじんわりと涙が滲んでくる。
普段ならなんとも思わないであろうその優しさが、今は恐ろしく毒だった。
いざと言う時にさっそうと助け出してくれるその優しさに、依存してしまいそうになる。
自由のためにとか言っておきながらそれはただの自己満足であったのだということを自覚してしまえば、きっと私は彼らから離れることが出来なくなってしまう気がした。
彼らは本当に優しかった。
この一件で私はその事を知ってしまった。
元の世界では当たり前のことでも、この世界ではそんなの全く通用しない。
敵なら殺す。手に入れないなら力づくで。力のあるものが全ての命を握ってしまう。
なんて非現実的で独裁的。
冷たくて圧倒的な世界。
そんな世界に放り出された歴代の聖女たちは、本当に運が悪かったんだろう。
『…私は、本当に運が良かったです』
初めに出会えたのが…いや、初めに捕まったのがこの国だったのが、酷く幸運だったのだ。
どこか一定の場所に閉じ込めるわけでもなく、無理やり言うことを聞かせるわけでもなく、足に鎖をつけるのでもなく。
当たり前の人間らしい生活を私に提供してくれている。
当たり前のことを当たり前にできる幸せさ。
この世界に来てからというもの、私はそれをしっかりと実感していた。
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マーシャ(プロフ) - Raiさん» ありがとうございます！遅くなってすみません！がんばりまーす！ (2020年2月16日 17時) (
レス) id: cf5983d7fe (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - 更新再開ｯｯ.......！？嬉しいです！！待ってました！！これから、自分のペースで頑張ってってください！！応援してます！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: f599ba319e (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 俺氏さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…！全然更新できなくてホントに申し訳ないんですけど、できる時にするつもりですので！応援ありがとうございます…！ (2020年1月10日 10時) (レス) id: 942f8fba2e (このIDを非表示/違反報告)
俺氏 - 神話が…此処に神話があったー！！とてもタイプで面白いです！受験応援しています。何時までも待っています！！！ (2020年1月2日 22時) (レス) id: 1c5d8ffce1 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！受験が終わったらまた更新再開しますね！頑張ります！ (2019年12月29日 10時) (レス) id: 942f8fba2e (このIDを非表示/違反報告)
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