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rbr「…あの、聖女様、さっきから一体誰と喋っとるん？」
茶番ちゃんに煽られたので咄嗟に怒鳴り返していると、隣からおずおずとロボロが話しかけてくる。
一瞬何を言われているのか分からずぽかんとしていると、やってしまったとばかりに顔を顰めた茶番ちゃんが視界に入り、事態を把握した私は思わず顔を青くして口を噤んだ。
……やってしまった。これはまずい。
私の隣に天使がいるんですなんて言おうものなら確実に変人扱いされる。
又は頭がおかしくなったと思われかねない。
かと言ってその場を凌げるいい言い訳が思いつくわけでもなく、しばらくその場には無言の時間が続いてしまった。
目の前の彼は訝しげな表情のままじっと私を見つめている。
これは言い逃れできないなと感じつつも、少しだけ彼から目を逸らしながら私は小さく口笛を吹いた。
『な、なんの事だろー？私分かんなーい』
rbr「いや嘘下手くそすぎん？ほら、観念せぇや！！なんや！？何と話しとったんや！？」
興味津々に目を輝かせるロボロと距離をとろうとしても、いつの間にかすぐ目の前まで迫っていた彼がそんな私を見逃してくれるはずもなくがっしりと腕を掴まれる。
目の前に「天」の文字がでかでかと映り込んできて、あまりの異常さに私はつい吹き出してしまった。
『…ぶっ！！！！』
rbr「…何わろとんねん」
『…いや…………ふっ…ふひひ…！』
rbr「な、なんやねん！！」
『んふっ……ふへへ、…なんでもねぇよあんちゃん…ふふっ…』
rbr「そ、そんなん気になるやろ！？なんや！！言うてみい！！」
キレキレの返しに戸惑った表情。
あまりに面白くてひとしきり笑って笑い疲れると、私はぐってりとその場に倒れる。
なんとか息を整え体を起こし、目元に浮かんだ涙を拭うとやっと私はロボロを見た。
『…ふぃー…。さて、ロボロくん。』
rbr「…な、なんや改まって。…脱走の手伝いはせんからな？」
『そんなんじゃないって。いやぁ、少し気になったことがあってね？』
rbr「なんや」
『―――今までこの世界に来た歴代の聖女について調べて欲しいなって』
私がその言葉を発した途端、耳元でチリンと鈴の音がなる。
驚いてそちらに視線を向けてみれば、先程まで笑いあっていたはずの茶番ちゃんがどこか冷たい表情で私のことを見つめていた。
突然のことに私の喉がひゅう、と鳴る。
まるで今の私の言動を攻めるかのように、彼女は私に視線を向けていた。
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マーシャ(プロフ) - Raiさん» ありがとうございます！遅くなってすみません！がんばりまーす！ (2020年2月16日 17時) (
レス) id: cf5983d7fe (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - 更新再開ｯｯ.......！？嬉しいです！！待ってました！！これから、自分のペースで頑張ってってください！！応援してます！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: f599ba319e (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 俺氏さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…！全然更新できなくてホントに申し訳ないんですけど、できる時にするつもりですので！応援ありがとうございます…！ (2020年1月10日 10時) (レス) id: 942f8fba2e (このIDを非表示/違反報告)
俺氏 - 神話が…此処に神話があったー！！とてもタイプで面白いです！受験応援しています。何時までも待っています！！！ (2020年1月2日 22時) (レス) id: 1c5d8ffce1 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！受験が終わったらまた更新再開しますね！頑張ります！ (2019年12月29日 10時) (レス) id: 942f8fba2e (このIDを非表示/違反報告)
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