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*
「…どないする、シャオロン。俺的にはあいつら放ってさっさとずらかるのも手やと思うけど…」
「は？」
「……マ、そうなるよなぁ」
その様子を横目で伺っていたロボロは、Aを見捨てるという選択肢がシャオロンの中に存在しないであろうことを確信する。個人的には自身の身の安全のためにも早々とこの場を去りたいのだが、シャオロンという優秀すぎる近接戦闘員を失うのはあまりに惜しい。Aの命のためと言うよりは自身の利益のために、渋々ロボロは彼女を頭の中から見捨てるという選択肢を消した。
血濡れのA。衣服に付着した血液から見て、彼女は致死量をゆうに超えているであろう出血をしたはずだ。
それなのに僅かに彼女の胸は上下している。息をしている。
現実世界ではありえないであろう状況だが、残念ながらここは仮想空間。ゲームで言う「回復アイテム」というものが存在していてもおかしくはない。
おそらくそれらのシステムを利用してあの男は彼女を生きながらさせているのだろう。
「おーい、この子のお仲間さんたち！撃ったりせぇへんからちょっとお話しようや！」
Aを両腕の中に抱え込んだひょろりと背の高い男が陽気に笑う。シャオロンの隣に身を隠すロボロがチッと小さく舌を打った。
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m(プロフ) - 久しぶりに読んだらまたハマってしまいました！！ (10月27日 3時) (
レス) @page14 id: 5ed95a932c (このIDを非表示/違反報告)
ラテ。(プロフ) - 更新お疲れ様です。相変わらず物語がかっこよく言い回しも素敵で何度読んでもドキドキとワクワクを味わえる素敵な作品です。次の更新を楽しみにしています。 (2022年5月9日 16時) (レス) @page14 id: ea61eec359 (このIDを非表示/違反報告)
Roin(プロフ) - 更新嬉しいです！！お疲れ様です！ (2022年5月8日 19時) (レス) @page14 id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - たくさんのコメントありがとうございます！更新遅くなって申し訳ありません。待っていてくださって本当に感謝してます！ (2022年5月8日 17時) (レス) id: 3b18e92123 (このIDを非表示/違反報告)
さくま巳兎(プロフ) - はじめまして。この作品すごく面白く見入ってしまい、何度も読んでしまいました！これからも応援しています！ (2022年4月12日 20時) (レス) @page11 id: 6464a1c376 (このIDを非表示/違反報告)
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