不思議で、怖くて【shp】 ページ19
リンゴさんリクエスト
shpくんのお話
.☆.｡.:.+*:ﾟ+｡ .ﾟ･*..☆.｡.:*
私の彼氏は、とにかく格好いい。
何事にもスマートに対応し、何でもそつなくこなし、出来ないことなどひとつもない。
この前サッカーの大会でゴールを決めたと思ったら、定期テストで易々と上位にくい込む。
溢れ出る後輩感で先輩たちからの人気も高いし、端正な顔立ちで気取らないところから同級生からも気に入られていた。
そんな非の打ち所のない彼が、どうして私なんかと付き合ってくれたのか。
未だに全く分からないし、理解もできない。
運動も勉強もそこそこで、大して可愛くもない意地っ張りな私を、彼が好きになる理由なんてないはずなのに。
最近では自信がなくなりすぎて、そろそろ捨てられるんじゃないかな、なんて思い始めていた。
☆*。
「A、帰ろ」
『うん。今準備してるからもう少し待ってて』
部活終わりの薄暗い放課後。
彼はいつものように私の部室にやってきていた。
途端に先輩も同級生も嬉しそうに顔を綻ばせ、彼のことを見つめている。
なんだか複雑な気持ちになりつつも、私は急いで部室からでた。
「明日って古文の小テストよな。もう勉強した？」
『あー、…忘れてた』
「やっぱり」
取り留めのない会話を交わしながら帰路を歩く。
ちらりと横目で盗み見た彼の横顔は、やはり妬ましいほどに整っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 889人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マーシャ(プロフ) - めるさん» 基本的にここにあげてるお話はツイッターで上げていたお話なので更新速度かとてつもない速さになってます笑。内容はフォロワーさんなどにリクエストとかいただいて書いてます！ (2019年9月20日 20時) (
レス) id: cf5983d7fe (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - 更新スピードの速さにびっくりしています…！お話のネタってどうやって考えているのですか？ (2019年9月20日 17時) (レス) id: 00dabe47f6 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 名無しさん» ひょえ、ありがとうございます…！微妙なところで終わったので、気が向いたら続き書こうかな、と思ってます。 (2019年9月18日 23時) (レス) id: 942f8fba2e (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 猫の日の話がとても好きです (2019年9月18日 21時) (レス) id: 8e5d693f3e (このIDを非表示/違反報告)
ねおる(プロフ) - マーシャさん» そうなんですね・・・ (2019年9月17日 20時) (レス) id: 0c3e920e49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
