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68話 ページ24
「母さん、俺今回のGP2は俺のスケート人生で、かなり上位にくいこむ出来だったと思う・・・それは、A達家族が俺に笑顔とか、安らぎとかをくれて、居場所を作ってくれて、支えてくれて、くたくたの身体も元気になった
俺・・・今まで結果を出さなきゃいけない、ってずっと、どこか心の隅で思ってた。でも、A達が全力で応援してくれたおかげで、みんなのために優勝して、喜ばせたいって思うようになって・・・肩の荷が降りた感じで、自分らしいスケートが出来るようになったんだ
みんなと暮らして、みんなが必要だって・・・俺のスケートが証明してる」
俺がこんなに話すことは滅多にないからか、母さんはびっくりしてる
ちらりと横を見るとAの目が潤んでいる
「Aさん、昌磨のことをお願いしても、迷惑じゃないかしら・・・?」
『とんでもないです!私の方から一緒に住まないかって誘ったんですから!昌磨が一緒に住むってなったら、きっとみんな喜びます・・・もちろん私も』
見たことないくらいの笑顔で言うAの最後の一言に心臓が跳ね上がる
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作者名:カイリ | 作成日時:2019年9月14日 19時