66話 ページ22
「昌磨はいつも言葉が足りな過ぎるの!大学生だし男の子だし、自由にさせたらすぐこれだもの!こんなに若い女の子のいる家に泊まるなんて・・・Aさんの親御さんに顔向けできないわ!」
昌磨のお母さん、基、お母様が何故こんなに怒っているかというと、昌磨がお母さんに話していた内容は
・叔父さんに飲まされて倒れてたとこを立花Aっていう女の人に助けてもらった
・中三から二歳の男の子が六人いて面白いしゲームで盛り上がれて楽しい
・疲れてる時に泊めてもらってる
・楽しい
・ご飯が美味しい
・楽しい
ということだけで、てっきり私の事を三十代くらいのシングルマザーだとばっかり思っていたらしい
「ほんとに・・・このバカ息子がいつもお世話になって・・・ご迷惑をおかけしたようで」
本当に申し訳なさそうに頭を下げられ困ってしまう
『いえいえ、とんでもないです!昌磨、さんにはいつも助けて貰っていますし、家はこの子、季樹や、5歳の大樹は父親のことをほとんど覚えていなくて・・・なので、上の兄弟達以外大人の男の人と関わることがあまりなくて、すっかり懐いてしまって・・・他の兄弟も昌磨さんのことが大好きで、大樹なんかおにいちゃんみたいになりたい!って言ってフィギュアスケートも始めて・・・』
上手く伝えられないのがもどかしい
「そう・・・御両親は?あまり家にいないようだけどなにをなさってるの?」
・・・
『両親は・・・』
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作者名:カイリ | 作成日時:2019年9月14日 19時