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80.浮かび上がるは…? ページ30

久部「暗幕オッケーです。」

ミコト「付けます。」

それ用のゴーグルをかけ、ライトを点けると、今まで見えなかったものが浮かび上がってきた。

『なるほど…波長の違う光を使って目には見えないものを浮かび上げるんですね。』

久部「へ〜…」
東海林「お、さすがリケジョ!」

『いやいや、東海林さんだってリケジョじゃないですか(笑)私たちが見ているのってほんの一部ですものね…何が本当の色なんだかって高校生の時悩みましたよ。』

久部「それって悩む所なの?」
東海林「私はそこの分野は何も思わず終了だったなぁ。」

じっと血が付いたマットを見つめる久部さん。
久部「ん?へ〜…血は黒く見えるんだ。」

ミコト「ヘモグロビンは電磁波を吸収する。タンパク質や蛍光物質が入っているものは逆に光って見える。」

そしてミコトさんは"何か"に気づき、東海林さんがそれを検査することに。その"何か"は、壁にもたれかかった板に沿って、窓の所で途切れた。

ミコト「ちょっと外見てきます。」

中堂「おい、片付けは…」

ミコト「すみません、後から加わるんで…3人で先にやっててもらっていいですか?」

久部「あっ、はい…!分かりました!」

『私も大丈夫です。片付けは誰にでも出来るので…ミコトさんは何も気にしなくて大丈夫ですよ!ね?中堂さん。』

中堂「あぁ…!めんどくせぇ!」

ミコト「2人とも本当にありがとう〜!ごめんね?中堂さんも、ありがとうございます。」

ミコトさんはいわゆる困り顔をしたが、それよりは嬉しいというか…少し緊張が解けたと言った方が的確であろう表情を私たちに向けて外に出た。

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RiO(プロフ) - 青龍 葵さん» ありがとうございます!アンナチュラルの無い金曜日がこんなに寂しいとは思いませんでしたが、それに負けないように更新頑張りますw (2018年3月25日 3時) (レス) id: b68758a691 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - あっと言う間にドラマが終わっちゃいましたが最後(完結)まで頑張って下さい!更新、楽しみにしてますw (2018年3月19日 17時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RiO | 作成日時:2018年2月27日 17時

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