Puppy love or…？ (ページ46)

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46.生活感ページ46

中堂「あぁ、これか。」

ミコト「あの、私下からいってます。」

私たちは今、お店でプランクトンの検出に必要なものを買っている。UDIではできるわけがないからね…

中堂「これはどっちの方がいい？より、ごみを除ける方は？」

『う～ん…二種類しかないのか…こっちですかね。まだこっちの方がいいです。』

ミコト「本当にこれでプランクトンの検出できるんですか？」

中堂「あぁ、まぁ理論上はな。」

『できなくはないですね。こればかりはやってみないとわからないんですよね…』

…………………

そして、私たちは中堂さんの自宅に着いた。

『「お邪魔しま～す」』

中に入ると、生活感が全くない。部屋のカーテンレールに数着服がかけられており、壁側は本が山積みになっている。奥の和室には、寝具と大きなクッションのみ。

ミコト「中堂さん、ここに越したのいつですか？」
どうやらミコトさんも同じことを思っていたようだ。

中堂「UDIに来た時だから…一年前か。」

ミコト「人が住んでいる部屋には見えませんねぇ。」
表情を少しだけ東海林さんのようにニヤッとさせた。

『なんか、所長室の方が生活感あるように思えますね。』

そう言ってミコトさんと2人で顔を見合わせてくすっと笑った。

家具も全くない部屋に一年。ほとんど所長室で暮らしているのだろうか。思えば所長室の方が生活感あるよなぁ。

すると、中堂さんが突然、何かに気づく。

中堂「…肝心のものが足りない！」