Puppy love or…？ (ページ45)

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45.小芝居ページ45

所長「三澄さん、これ見てよ！666番の検査が上がってんの！中堂さん何やってんだか…」

さすがに所長さんも急いで入ってきた三澄さんには気づいた。

ミコト「えっ？何ですか？それ」
意識はしてないんだろうけど、言い方がすごくわざとらしくて、つい笑いを堪えてしまう。

所長「始末書増えたらたまんないよなぁ…今どこにいるのかわからないんですよ。」

ミコト「あら～本当に困った人ですねぇ。へぇ～ちょっとお先失礼します。」

ソファの裏にあったボックスケースをさっと取り、行ってしまうミコトさん。

所長「三澄さん？」
その行動を所長さんは怪しんだようだ。

『…あ！中堂さんいないんですよね？しまったなぁ…私、この書類を確認してもらわないと困るんだよなぁ。すみません、所長さん、私中堂さん探しに行きますね。あと、ミコトさんに頼まれたことがあって。私もお先に失礼します！』

私はそう言って荷物を持って素早く立ち去った。

所長「え、菅原さんも…？何？何？」

そんな所長さんの声を背にしながら、私はミコトさんの後を追う。

『ミコトさん、ミコトさん！連絡が来ました。私も行きます。』

ミコト「本当？人が多いと助かる。しかもAちゃんは理学部で化学系強いんでしょ？ありがたいなぁ」

そうして、私とミコトさん、そして中堂さんは合流した。