Puppy love or…？ (ページ44)

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44.無茶な！ページ44

『こんにちは～…って、あれ？中堂さんもミコトさんもいないんですか？』

大学が終わってUDIに来ると、法医解剖医である2人がいない。

久部「2人ならなんかこそこそと？どこかに行って…後はわからないんだ、ごめん」

その言葉で、鈴木さんの件だとなんとなく想像ついた。そして、久部さんが勘違いしていることも。

『あ～そうなんですね。書類の件で聞きたいことがあっただけどなぁ…』

そんな話していると、いきなり放送がかかる。
所長「中堂さ～ん、UDIの中堂系さん。放送を聞いたら…」

…これ、ばれたんだよね？きっと。

所長「大至急ですよ？いいですね？え～繰り返します。中堂系！」

そして、その後に私のスマホに通知が来る。中堂さんからだった。

えっと…「今からそっちに三澄が行く。必要なものを取りにな。お前も来い。きっと怪しまれるから、お前も神倉さんを上手くかわしてくれ。」…か。そんなこと私にできるのか！？

一応、荷物をまとめ始めていると、所長さんが「も～中堂さんありえないよ！」と怒り気味にオフィスに入ってきた。

私の存在に気づいたらきっと聞いてくるだろうけど、今は必死で見えていないらしい。こういう時、影薄くて良かったと思う。これなら、上手くいくかもしれない。

そして、その直後にミコトさんが急ぎ足でオフィスに入って来た。