Puppy love or…？ (ページ34)

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34.ぎこちないページ34

東海林「案外、あんたらの話に嫉妬してたりして～」
デスクワークを終えた東海林さんは面白いものを見たと言わんばかりにニヤリとした笑顔をこちらへ向ける。

『それはないと思いますよ、最近不機嫌になることでもあったのでは…？』と言うと、

東海林「あ～、まあ何で怒ってるのかさっぱり分からない人だしね」
と、少し納得した様子。

久部さんは、「あ、やっぱりダメですかね…？」と言って気まずそうな表情を浮かべている。

『あ、別にタメ口で話してほしいというわけではなくて…久部さんだけ年上でしかも先輩なのに他の方同様、私にも丁寧に接して下さるのはありがたいのですが、変な感じがしまして。』

そんなやりとりをしていると、東海林さんは痺れを切らしたように切り出す。

東海林「あ～！も～！あんたら堅いよ！六郎、それなら徐々に外していけばいいじゃん！直してほしいとかじゃないから、敬語が話しやすいならそのままでいいんだしさ。」

久部「…そうですね。あの、もしかすると抜けないかもしれないんだけど、徐々に外していけたら外していきます…じゃなかった、いくね。」

久部さんは、普段敬語を使うことが多いのか、少しぎこちない様子。呼び方は「Aちゃん」と呼ばれることとなった。

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一方、中堂さんはというと…？

「クソッ！なんかイライラする…」

…と、本人には原因不明のイライラに悩まされているのでした。