Puppy love or…？ (ページ32)

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32.どう呼ばれてもページ32

少しだけみんながフリーズし、数秒後、ニヤニヤし出した。これは…嫌な予感。

東海林「Aだけだよ～中堂さんが下の名前で呼ぶの！え、まさかそういう…？？」

久部「なんだかんだ、優しくしているなぁ…と思っていました！」

おそらく、みんな勘違いしている。だが、中堂さんは呼び方に対してはなんとも思っていないだろう。きっと、呼びやすかったから。

そう説明しても聞く耳を持たず、みんな盛り上がってしまっている。

そして、そんな話をしているとグッドタイミングで中堂さんがオフィスに戻ってきた。

中堂「…俺がAをどう呼ぼうが勝手だろ。」

話に夢中になっていた三澄班の3人は突然聞こえた中堂さんの声にドキッとした表情をする。

東海林「びっくりした…」
久部「驚かさないで下さいよ！」
ミコト「もしかして中堂さん…盗み聞きしてました？」

中堂さんは、3人がわーわー騒いでいるのにあきれたように「声が外まで丸聞こえだぞ。」と言って所長室に消えた。

何を言っても無駄だと感じた私は、まだ途中の仕事に向かった。

…………………

(番外編:その後、東海林と六郎の会話)
東海林「いや～…顔真っ赤で可愛いなぁ～！わかりやすい！六郎と同じで！」

久部「そうですね…って僕も！？何のことですか！？」

東海林「何のことかな～？あはははは」