Puppy love or…？ (ページ31)

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31.あれ？ページ31

『…中堂班が無くなる！？』

ミコト「一旦落ち着いて？Aちゃんが大学に行ってる間だけだから。」

あの話を聞いてしまってから数日後。この日は大学の講義があり、その後UDIに来ると、中堂班が無くなるという話が。…いや。正確には、「私がUDIにいない時は」なのだが。

東海林「今日、六郎が２つの班兼任してたらさ～、爆発しちゃって？(笑)」
相変わらずのニヤッとした笑顔。

東海林「中堂さん嫌がってるんだけどね。本当はさ～私も少し嫌なんだけどさ！所長も言ってるし、どう考えても六郎がキツイし？」

ミコト「「クソ…なんで坂本は辞めたんだ！」とか言うんだよ？訴えられたのに中堂さん、全く自覚してないみたいだしね。」
と、ミコトさんは苦笑いをする。

『すみません…私が大学生でいるばかりに。あと4年早く産まれていたら良かったのですが…』

東海林「A、あんた人が良すぎる！中堂班には勿体ない！」
私の肩をガッと掴み、目をじっと見つめて、感心したように言った。

久部「そういえば、中堂さんも「クソッ、こんな時にAがいたら…」とか言ってましたよね～」

スッと会話に参加した久部さんの言葉に、ミコトさんは反応する。

ミコト「あれ？そういえば、中堂さんってAちゃんのこと下の名前で呼ぶよね？私は三澄なのに。」

東海林「私も東海林だよ？…まぁ、呼ばれた記憶もあまりないけど。」
と、きょとんとしたような顔をする東海林さん。

久部「言われてみれば…僕も久部ですね。」
久部さんも、少し思い出すような仕草をして言う。