Puppy love or…？ (ページ21)

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21.誰宛てなのかページ21

『あ、えっと…その時すっごく感情的になり過ぎたところもあるんで…その時は覚えてるんですけど…今は全く何を考えていたのかさっぱり。』

東海林「え～覚えてないの！？あんなに言うのって中々ないじゃん？」
つまんないの、と口を尖らす東海林さん。

所長「いや、貴方も私に「天下りの力を使わないでいつ使うんですか！」と言ってきたじゃないですか…それも相当酷いというか…菅原さんより表現がダイレクトですよね？」

東海林「げっ」
しまった、と言わんばかりに東海林さんは自分の机に戻る。

………………

激動の2日が終わり、平日は大学生としての生活。その後はUDI。

『こんにちは～』
オフィスの中は少しざわざわしている。

東海林「あ！A！聞いてよ～！この紙調べたけどなんも出ないの！みんな結構心当たりがあってさ～」
ずっと調べてたらしい東海林さんは少しがっかりしたように紙を持ちながら話す。

ミコト「さっきも言ったけど、あれは私に当てられたものなの。」
ミコトさんがそう言うと、珍しくデスクに向かう中堂さんの顔が少し強張ったように見えた。

東海林「あ～Aは知らないか。まだ来ていなかったし。」

ミコト「この間、私が関わった裁判でいろいろあったの。これについて詳しく話すのも嫌になってくるんだけど。」
ミコトさんはどこか疲れているような表情だった。