Puppy love or…？ (ページ14)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:171,825 hit

14.シンクロページ14

自分が思っていたよりも準備に手間取り、急いで一階の解剖室を目指す。

解剖室前では既に三澄班は準備を始めていた。

『…すみませんっ！…遅く…なりました…』

これはまたしてもやらかした、と思い、息が途切れ途切れになりながらも謝った。
そんな私にみんなが笑い、大丈夫だよ、と言ってくれた。

ミコト「まだ中堂さんも解剖室にいないから、焦らず準備してね。」

そう言ってミコトさんは解剖前の準備を丁寧に教えてくれた。

東海林「にしても…三銃士、本当に来るとはね～」

東海林さんは、三銃士が来たことに感心したのか、呆れたのか、どっちとも取れるように言った。

久部さんも東海林さんの言葉に反応して「責任の所在って言われても困るなぁ」とぽつりと言う。

ミコト「でもそれも実は法医学の仕事の１つなんだよね～、交通事故の責任の所在を明らかにする。」

と、ミコトさんは準備をしながら久部さんに教えた。

『「へ～」』
…しまった。知らなかったことだったから、ついつい相槌を打ったけど、久部さんと被ってしまった。

久部さんを見ると、同じようなことを考えていたみたいで、目が合った。おかしくて2人でふふっと少しだけ笑い合う。

これからご遺体を見るという雰囲気があまりないなぁ。