神からの贈りもの【3年A組】【暗殺教室】 (ページ11)

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景山澪奈は... ページ11

「澪奈ですか？」

声の主は茅野さんだった。

クラス中の視線が、彼女に集まった。

「景山澪奈が自殺したことですか？」

早口気味で、言葉は震えている。

「ピンポーン！

他のクラスにはない事。それは...

生徒をひとり、失った事だ。」

ゆっくりと、それでいて力強く、先生が述べた。

澪奈ちゃんの自殺は、いじめから逃れたい気持ちで起こったんだろう...。と勝手に推測をした。

私には、彼女を救う事が出来なかった。

気づけたはずなのに、手を伸ばしても届かぬくらいに...遠くへ。

悔やんでも悔やみきれない。

いや、悔やむ資格など、ないのかもしれないな...

自分を嘲笑った。

でも先生は、何か知っているのだろうか...

疑問が湧いてきた。

「あいつは自殺したんだ。俺達には関係ない」

男子生徒が、吐き捨てるように口にした。

「本当にそうか？俺はそんな風に思っていない」

「この中の誰かが、景山の自殺に関与している

...かもしれない」

ガタンと、先生は勢いよく立ち上がり、教卓の前に戻った。

「これから皆んなにチャンスを与えよう。
なぜ、景山澪奈は死んでしまったのか」

「その理由を夜の8時までに導き出せたら、皆んなを、ここから開放してあげよう」

「ただし、回答は、一度だけ。不正解の場合、

誰か1人に死んでもらおう。」

瞬間、教室がどよめいた。