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Aside
おっ終わった……長い…。
やっぱ大人数だと時間も掛かるものである。
もう心臓どっくどくよ。
……………梅原と斉藤が帰ったからね。
今も舞ちゃんの周りは人がいる。
人見知りって言ってたけど絶対嘘でしょ！
と、言う事で現在1人。
帰りたいがマネージャーの由加さんがスタッフと何か話してる、待っとけって言われてる。
………私由加さんの子供みたい。
保育園の先生と保護者が話してて待ってる私は園児的な。
「あの…」
その時、誰かに声を掛けられた。
私？
振り返ると。
安元「お久しぶりです。」
そこには安元さんが立っていた。
「おっお疲れ様です！お久しぶりです！」
私も反射的にその場で立つ。
安元「はいお疲れ様。神家さん、演技上手くなってたね。」
「あ、そうですか…？ありがとうございます！」
安元「5年ぶりだっけ？」
「はい。」
安元「元気そうでなによりです。」
「安元さんこそ。あ、声優と夜あそび毎週見てます。」
安元「おっ、マジで？ありがとう。江口が喜ぶぞ。」
やっぱ久しぶりでも安元さんは安元さんだ。
昔と変わらない優しさ。
この笑顔が好きなんだ。
安元「あ、みんな神家さんと話したがってぞ。」
「えっ。」
安元「俺も久しぶりに話せて良かったわ。」
「私もです！あの…嫌じゃ……なければ…またお話し……ませんか？」
えっ、何言ってんの私。安元さん引いてない？
安元「うん。また会えると思うし。その時にでも。」
え、いいの？
安元「じゃあまた。」
「あ……はいお疲れ様でした！」
やった…やったぁ！
舞「やりましたね！」
「わぁぁぁぁ！」
突然の舞ちゃんに思わず大声で叫んでしまった。
舞「お疲れ様です！」
「お、おつかれ…。」
舞「Aさん、この後用事ってありますか？」
「え、ないけど…。」
舞「じゃあ飲み行きましょ！皆さんと。」
「……………………え。」
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
